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・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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桜の下を、気持ち良さそう。
誇らしげに胸を張り、
自転車こいでく女の子・・・。

表紙に描かれた、
この笑顔のわけってなにかしら?

5歳の誕生祝いに、
自転車を買ってもらえなかったロッタちゃん。
なんと
おとな用の自転車を
 “かっぱらって” しまう。

坂の上からビューン。
ふっとばして、
走り出したとこまでは
良かったけれど、あれれ?
・・・ブレーキのかけ方、知らないのよ!

勢い余った自転車は、
そしてロッタちゃんはどうなった?


愛おしさも小憎らしさも
全部ひっくるめての5歳の子。

自分の中の5歳に
会えた気になる、そんな作品。

国際アンデルセン賞作家賞受賞。


ロッタと、
どこまでも(無理やりだけれど)
運命共同体。

どう見ても「ブタ」なのに、
ロッタちゃんにとって
「クマ」ってことになってる「バムセ」。

抱きごこち良さ気な、くたびれ加減と、
汚れぐあいが最高にリアル。
いい味出してるねぇ・・・。


img20050330.jpg


*遠い日の記憶に繋がる一冊*

「ロッタちゃんとじてんしゃ」
(偕成社)1,680円(税込)
リンドグレーン 文  
ヴィークランド 絵  
山室静 訳




ロッタちゃん気分満喫しようと、
気持ち良く(出発時点では)
自転車こいで出かけたとたん、
花粉攻撃に遭い、
さんざんな目にあっちまったぜっ・・・。
まる。
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くまのバンロッホが、
ある日、池のほとりで見つけた植物の芽。

いつしか、バンロッホにとって、その存在が大きくなっていく。



そして、季節は巡る。



ハートフルなステキな物語。
バンロッホ絵本第2弾。





*この芽を育てていこうの一冊*
「バンロッホのチューリップ」(Gakken)1,260円(税込)
井口真吾 作





作家の井口さんは、漫画、絵本、美術、
イラスト、小説、パフォーマンス、俳優など
様々な表現活動を続けている。


1984年「Z-CHAN」誕生。"Zプラン"開始。

"Zプラン"とは、
Zちゃんの世界を様々な次元で表現してゆきながら、
キャラクターや仮想世界の可能性を探究する活動。

「かわいい」だけではない
深いメッセージが、作品の中に感じられる。


バンロッホのはちみつ」もぜひ!
心が ややこしくなったとき、 
いつでも 「みつこ絵日記」を 見ます。
面白いくらい 世界が さっと晴れます。



作家のよしもとばななさんも愛読する
ウェブ「みつこ絵日記」を単行本化。
http://www.yoshimotobanana.com/


登場するほのぼのキャラに、心も和む。


img20050324.gif



*歩く早さで日々を生きる一冊*

「みつこ絵日記 SPRING」(小学館)
945円(税込)
山田美津子  著



何年も前に TOM'S BOXで出会った、
手のひらにおさまる小さな私家版の本。
http://www.tomsbox.co.jp/

何気ないつぶやきと、
そのほのぼのとした絵のタッチに惹かれ、
山田さんにお願いして、
毎月分けて頂いていた「よりぬきみつこ絵日記」。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/267


最初はフリーペーパーとして配布しようとしていたらしい。

TOM'Sスタッフが、
いくらかでも金額をつけた方がいいとすすめ、一冊150円で販売。

本当に欲しいと思うひとに引き取ってもらうため
・・・それは、かわぎしも深く納得の理由・・・。


じわじわとその魅力が広がり、ついに、単行本として発売に。

同時に、よりぬき版は生産中止となり、
毎月の楽しみが減って残念・・・。

しかししかし、気持ち切り替え喜ばねば。


以前MOEの巻頭企画で
ミニミニ折りたたみ本の書き下ろし作品を描いた山田さん。

五郎松という大型プードル犬が主人公。 
ハチクロのみどりちゃんみたいな・・・。

その作品がつぼに来て、山田さんにお願いして、
みつこ絵日記バージョンとともに、
紙芝居仕立てにしたものを作って頂いた。
絵本ライヴで披露するたび人気。

大事に紹介してゆこう。


今月発売のMOEに
「みつこ絵日記の生まれるところ」と題し、特集記事が掲載。


毎日が発見! いきものたちとの楽しい日々
MOEにも たびたび登場のイラストレーター
山田美津子さんの本「みつこ絵日記」やグッズが発売決定。
ノンビリとしたゆるゆる感にはまりそう。 

http://www.hakusensha.co.jp/cgi-bin/mag/magazine.cgi?mode=magazine&magmode=mag07&day=now


山田美津子さん、要チェックです。
山田美津子 HP 
http://mitsuko-enikki.net/
午前中、入学する中学校で学力テストのまあや。

テストのひびきにびびるのは、母も同じよ。



img20050324.jpg



*おそるおそる1歩踏み出す一冊*

「きつねのテスト」(ビリケン出版)1,680円(税込)

おざわただし 作   片山健 絵

http://www.billiken-shokai.co.jp/



学校から帰る途中、看板のさがった家を見つけた。

「きつねのテスト  ご自由にお入りください」



中をのぞくと、そこに居たのは・・・きつね。

不思議さにひかれるまま、つられるままに、

とにかく、何がなんだかよくわからないまま、

テストを受けることになってしまったのぶこなのでした。



テストは二択式。

一問め正解・・・うまく猫に変身。

二問めも正解・・・粘土のだるま人形が動いた。ほぉ・・・ついてるねぇ。

そこで、きつねが出題してきた三問めとは・・・?



こどもがひとりでいる時間には、

こんなことが本当に起こっているのかもしれないなぁ。

片山健さんの絵の魅力も、存分に味わえる作品です。



来月のTOM'SBOXの展示は片山健さん・・・お見逃しなく!

http://www.tomsbox.co.jp/
NHKのテレビ絵本の中で、

この作品のナレーションをCHARAが担当。



その声を聞いていて鳥肌がたったな。

歌うように読んだの。



物語がゆっくりと動き出し、

絵本がかわぎしの中で、

膨らんでいく実感がありました・・・。



この本を絵本ライヴで、

小学4年生の女の子に紹介してもらったことがあります。

大好きな一冊を教えてほしいんだと話したら、

そのこは迷わずこの本を抱きしめ教えてくれました。



とても幼い頃からこの絵本が好きで、

図書館で貸し出し期間めいっぱい借りて、

また、その後も借りて手元において・・・を繰り返していたと。



ある時、貸し出し更新手続きをしに図書館へ出かけたら、

リクエスト(借りたいという予約)がついていて、

借りるのをあきらめ、やむなく帰ったのだそうです。

泣きながら・・・。



その様子を見ていてくれたんだな。

その年の暮れ、そのこのところに

サンタクロースが、この絵本を届けてくれたのだとか。



そのこに、この本を読んでもらった時の事を覚えています・・・。

緊張して、声の表情は固くなってしまったのだけれど、

その場にいたひとたちは、おとなもこどもも・・・

耳を傾け、目を凝らして、その絵本を堪能していました。



大好きを抱きしめ教えてくれた

そのこのこと、忘れない・・・。

こんな風に、請われて届く絵本は、本当に幸せ。



img20050322.jpg



*ララランロロロンが聞こえる絵本*

「わたしのワンピース」

(こぐま社)1,155円(税込)

にしまきかやこ 作



人の心の中には、

言葉で表現したり、理解したりが

できることとできないこととがあって、

言葉だけでは説明できにくい・・・



だから・・・

心の中に閉じ込められている、いろんなことがらと

出会うことのできる絵本をつくりたいと

西巻さんは考え、作品を手がけたのだそうです。
この感覚・・・思い出しました・・・。

ブルーノ・ムナーリ
きりのなかのサーカス」をめくった時の、あの感覚。

あの作品の紙より、もっと柔らかな繊細さがあり、
そおっとそおっとページをめくる・・・。

うっすら透けて見える絵と、
そこに浮かび上がってくるような奥行きを感じる文章は、
静かに、ゆっくりと、物語の世界へいざなってくれます。


てくてくが 徐々に どきどきに変わって
あれ なんだろ なんなの この胸騒ぎ?!

そっと 右手でおさえると ここに あった
わたしのブローチ



内田也哉子さん は、とても気になっている表現者のひとり。

たいせつなこと」の翻訳での、
作品との向き合い方がすてきで、
それからなにかしらアンテナに引っかかってくるひとです。

そのひとの初の書き下ろしです。


img20050319.jpg


*大事なものにふれる指先に出会う一冊*

「BROOCH(ブローチ)」
(リトルモア)
1,800円(税込)
内田也哉子 文   
渡邉良重 絵






この作品で絵本デビューの渡邉良重さん は、
ドラフトのデザイン集団D-BROSのメインデザイナー。

Pooh&Peaで大事に販売しているクラフトテープはD-BROSのもの。
http://www.toppan.co.jp/gala/cf/d_bros


img20050320.jpg


D-BROSのこと・・・。

グラフィックデザイナーを中心メンバーとした
プロダクトデザインユニット「D-BROS」。

「デザインは楽しい」というメッセージを掲げて
カレンダーやステーショナリーなどの商品をデザインし、
その想いを大切に保ったまま、多くの人に届けるために、
製造から販売管理までイニシアティブをとった活動を展開。

デザイナー(表現する側)が
クライアント(造って売る側)になることで体得できる
「初めて知ること」「忘れてはならないこと」を商品に託すことで、
手にした人とのコミュニケーションを図ろうとしている。

こうした新鮮な取り組みが、商品の魅力に素直に表れ
2001年度のグッドデザイン賞において、
新しいデザイン活動の展開として高い評価を受ける。

「グッドデザイン・プレゼンテーション」において
多くの来場者が共感し、
実施したアンケートで
「最も魅力を感じるものベスト1」となったことから
コミュニケーションデザイン部門で贈賞。

(グッドデザイン賞講評より)





うん、納得・・・なるほど・・・。

電子絵本なんかじゃ伝わらない、実体ある作品。
紙での表現の可能性を大いに感じ、うれしい・・・。
詩の世界と、絵と、本のつくりが

見事なハーモニーを奏でる、この折りたためる詩画集シリーズ。

ザイロは見事な作品作りをしました。

多くのひとに手渡してゆきたい本だというのに、本当に残念・・・・・絶版です。



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*寄りそい生きることを知る一冊*

「生命(いのち)は」(ザイロ)1,600円・・・絶版

吉野弘 詩   谷口幸三郎 絵



「汲む」もぜひ、手にしてほしい。

http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/31
それぞれのページが上と下に分割。

上下に分かれた顔と文を組み合わせ、
偶然にできる、顔の表情と言葉の妙を楽しめる。
へんづくし。

行きつ戻りつ組み合わせ、
韻を踏んだ言葉の響き自体も楽しもう。

ぜひぜひ声に出してみて。


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*組み合わせの妙を味わう一冊*

「へんしーん」(偕成社)
1,050円(税込) 
谷川晃一作




変わりますか?
変われますか?
変わりたいのですか・・・?
幻燈会の物販セッティングをしていた時、

SHINBA-SANが、私のBEST1って教えてくれた。

ばばばあちゃんシリーズで人気のさとうわきこさんの作品。

元気が出てくる1冊でかわぎしも大好き。



日々の生活で体力気力すりへって、ひしゃげそうになること多いけれど、

家の中で母さんが元気って、大事なのかも・・・と反省。



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*母の元気は家族のエネルギーの一冊*

「せんたくかあちゃん」(福音館書店)840円(税込)

さとうわきこ 作・絵



“洗濯の、大の大の大好きな”たくましいかあちゃん。

晴れた日には大はりきりで、家中のあらゆるものを、

ジャブジャブ、ジャブジャブ、全部(!)洗ってしまうんだ。



ある日、空から何かがやってきた・・・何って・・・かみなり・・・。

さて、かあちゃんどうするよ。



せんたくものを ほしたあとは

ラルネのんだみたいに すっきりするねえ




豪快に洗って干していく様は、けた外れで、お口あんぐり。

とびきり楽しくて元気のいいおはなし。
小出さんの作品は、
故郷福島での体験が基になっていることが多いのだそうです。


作品を作る時に、
自分の中に何か、とっかかりになる記憶があると、
その作品の世界を引き寄せることができるみたい。



でも、絵本を描き始めた頃は、
どうしたらいいかわからなかったのだそうです。

やみくもに描いて、夫の淡さんが文章を書いて、
出版社に持っていくのだけれど、だめだだめだ、って言われて。

「私たちって才能ないんだ」と落胆し、
町の中をふたりでさまよったこともあったそうです。


いい絵本というものが、わからなかった、
こどもからかけ離れたところで空回りしていた・・・

気づくまで、いくらやってもだめなんですね・・・



小出さんの言う「気づく」って・・・ 


お話というものが、頭で考えるものではないということでしょうか。

「こんな世界、こんな世界」と入りこんでいって、
「本当にこの世界はどうなっているんだろう」って、
自分がものすごくその世界で楽しまなければ、
きっと誰も感動しないということが、いくらかわかったんです。

それまでの発想の仕方・・・それは羅列で作り物だったんです。


(こどものとも(年中向き)2001年3月号 
     通巻180号 折り込みふろくより抜粋)



どんなに楽しい作品にも、生み出す苦労があり、
読み継がれる作品には、
こびるでなく、作品を届ける思いがちゃんとあるのです。



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*記憶のかけらと遊ぶ一冊*
「もりのひなまつり」(福音館書店)840円(税込)
こいでやすこ 作・絵



のねずみたちに頼まれて森にでかけたおひなさま。
森の動物たちと楽しい一日を過ごします。

帰り道、雪が降り始め、なんとか家に戻ったけれど、
おひなさま達はすっかり汚れてしまいました。

さあ、大変!
神戸のトリトンカフェにて開催したチェコ展に合わせて、
トリトングラフィックスが、マッチラベルの小冊子を製作しました。

家・食べ物・キッズ・動物などをカテゴリ−分けした、
可愛らしい一冊になっています。



img20050303.jpg



*マッチのラベルに思いをはせての一冊*
「DESIGN OF CZECH MATCHES」
(TRITON GRAPHICS)1,050円(税込)
noninoko(ノニノコ)著   




noninoko http://www.noninoko.com/

チェコ展 http://www.noninoko.com/event/czech/czech.html



PLAYTIME CAFE にて 
ベロニカの幻燈会開催時販売。 お楽しみに!
Counter
プロフィール
HN:
Pooh &Pea
性別:
女性
自己紹介:
アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
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