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・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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サンタクロースがすねちゃった。

だってだって、新聞にでかでかと
「サンタクロースは、いない!」って
記事が出たんだもの・・・。


世界中のサンタが集まって、みんなで相談。

今年はプレゼントを配るのをやめにして、
南太平洋で休暇を取ることに決定。

もうすぐクリスマスなんだけれどね。


郵便局で仕事を手伝っていた少年クルト。
サンタクロースが休暇をとるという手紙をみつけ驚いた。
そんなの困る。何とかしなきゃ。
サンタクロースを連れ戻しに出かけました。

見習いコックで船に乗り込み、
じゃがいもの皮むきながら、南太平洋を探します。
そして、ついにヤシの木の下で、
海水パンツをはき、
サングラスをかけたサンタクロースたちを発見。

「サンタクロースは絶対いるんだって、僕は信じてる!」
だからと・・・プレゼントを配るようにと頼むのでした。


・・・なんとかクリスマスに間に合ったサンタクロース。

その年のプレゼントには、
「わしらはちゃんといるんだよ」という
カードがついていたのでした。


ひとりではなくて、大勢いるのがとってもおもしろい。
白人のサンタも、黒人のサンタも、・・・ね。


img20041222.jpg


*おとなだってすねちゃうぞの一冊*

「サンタクロースがすねちゃった」
(佑学社) ・・・ 絶版
ウテ・クラウゼ作・絵  
アーヒム・ブレーガー文  
若林ひとみ訳
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この作品の場面を、

ターシャ・テューダーは、自分自身の育った 

アメリカバーモンド州の家庭生活の家においています。

サンタクロースを迎えるのは、まずその家の犬と猫です。

ワシもフクロウも、ウサギからネズミまで

サンタクロースを歓迎します。

ターシャ・テューダーのあたたかなタッチと

魅力的な色彩がこの季節にふさわしい

楽しい雰囲気を盛り上げています。



(ブックカバー解説より)




初版の絵を全面的に描き直した新版。



img20041218.jpg



*ターシャ・テューダー・サンタの一冊*

「クリスマスのまえのばん」(偕成社)1,470円(税込)

クレメント・ムーア詩  ターシャ・テューダー絵

中村妙子 訳
ふるい洋館のえんとつに、はりがみがしてあった。

「サンタクロース おことわり」

その洋館には、

ゆうれいの男の子がひとりぼっちですんでいた。



みんなのサンタクロースは、あのおひげのおじいさんだけれど、

あなたのサンタクロースは別人なのかも・・・。

今年のクリスマス、

あなたが あなただけのサンタさんに出会えますように・・・。

img20041218.jpg

*サンタに会えた一冊*

「サンタさんにあっちゃった」(ポプラ社)1,155円(税込)

薫くみこ 作  colobockle 絵
望めば、望み続ければ、
夢は叶えれるものかしら?


SOMEDAY・・・ 
いつかはね・・・

クリスマスツリーだって 
好きなように飾らせてもらう

パパもママもおにいちゃんも 
手伝いっこなしよ




・・・良い絵本は、
正直でひかえめで、
直接的でなければなりません・・・と
文を書いたゾロトフのことば・・・。

彼女自身、それを心がけた。

ユーモアとやさしさのにじみ出る
ローベルの絵とぴったり。


041218_1928%7E0001.jpg


*夢見る気持ちの一冊*

「いつかはきっと…」 (ほるぷ出版)945円(税込)
シャ−ロット・ゾロトウ 文  ア−ノルド・ロ−ベル 絵
矢川澄子 訳
クリスマスムード高まる中申し訳ない・・・。



ここのところの昼夜の温度差のせいか、
咳のおもい娘たち。
スタミナ料理が必要ね。

にんにくたっぷり、ぎょうざはどうだ?




ちっちゃな手のひらで何作ろう。
決めた・・・。
今日はぎょうざの日。

元気なきょうだいが、
ぎょうざ作りに大はりきり。

のった気持ちは、もう止まらない!
混ぜたり包んだりの、怪しげな作業は続く。

ぎょうざの形は、それでいいの?
いやいや、あっぱれ。
おみごと、おみごと。

はみだしたり、やぶれたり・・・。
いつもの誰かさん作のぎょうざのようだ・・・。

妙な親近感と安堵感。
(注:何の気休めにもならんぞ!)


どんな形のぎょうざも、
焼き上がりには、
こんがりの焼き色つけていて、
するわけがない、香ばしい香りまで、
こちらに漂ってきそう・・・。


食卓を囲む、あったかな空気。
作る楽しさ、食べる喜び、
そこにはもちろん、家族の笑顔。


シナベニヤ板に描いた、伸びやかな絵。

懐かしいような質感でもって、
作品全体を包んでいる。


読み終えたあと、
絶対ぎょうざが食べたくなるのよ。
・・・まちがいない!


img20041206.jpg


*おいしさに挑戦の一冊*

「ぎょうざのひ」
(偕成社)1,050円(税込)
かとう まふみ 作
クレメント・ムーアのかいた、

この詩の世界を、

さまざまな絵で描いたすぐれた作品は多数・・・。



これは、「オズの魔法使い」の挿絵で知られる

ウィリアム・W・デンスロウが絵を担当。



姪のナンシーのために、愛情をこめ、

そしてまた、自分自身のこども時代の

わくわくどきどきした気持ちを思い出しながら、

絵本として、ダイナミックにいきいきと、

ユーモアたっぷりに描いた。 



ゆったりとリズミカルに語る

渡辺茂男さんの名訳がひかる。



img20041217.jpg



*デンスロウ・サンタの一冊*

「クリスマスのまえのばん」

(福音館書店)1,890円(税込)

クレメント・C・ムーア 著 

ウィリアム・W・デンスロウ 絵

渡辺茂男 訳
申し訳ありませんが、家の中の物を全部、
家の前に出して写真を撮らせてください・・・・・

世界の平均的家族の持ち物と暮らしをレポート。

小さな置物、冷蔵庫、車・・・
ありとあらゆるものが並ぶ。


高級車を4台もつクウェート。

1頭のロバしか持たず
毎日40分かけて水をくみに行くアルバニア。

自家用飛行機2台と4頭の馬をもち
今日という日を楽しむアイスランド。

2週間も食べられないとしても
それは、すべて神様が決めることというインド。
人生生きているだけで丸儲けということか・・・

グアテマラの物の少なさ。

テレビも飛行機も見たことがなくても
仏に守られているかのように静かに暮らすブータン。

物質文明の先端で
信仰生活になぐさめを得ているアメリカ。

環境や人口・・・地球がかかえる問題を考えると
こどもの未来が不安だというドイツ。

そして、物があふれる日本。



どこを取って平均とするか・・・。

初版が1994年・・・10年もの月日がたち、
現状を比べれば、かなり違っていると思いつつも、
このプロジェクトはすごいと実感。

地球に暮らす人たち。その中のワタシ。

暮らしを別の目線で見つめる機会・・・。


img20041216.gif


*普通の暮らしも様々の一冊*

「地球家族 世界30か国のふつうの暮らし」
(TOTO出版)1,988円(税込)
マテリアルワールドプロジェクト 著  
近藤真理・杉山良男 訳 
贈りものを届けるとき、
そこに何がしか言い訳がありはしないかしら・・・。

あなたのため・・・いえ・・・
届けたいと思った、それは、このワタシ・・・。

機会ある事にめくる一冊。


img20041214.jpg


*正直な気持ちに出会う一冊*

「おもちゃのいいわけ」
船越桂 著 (すえもりブックス)2,725円(税込)

http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/49
昔あるところに、
遊ぶことの大好きな殿様がいた。img20041214.gif

ある日外国のお客さまから、
クリスマスの本をプレゼントされた殿様は、興味津々。

いてもたってもいられなくなり、
サンタさんをむかえる準備を始めた。

そうは言っても働くのは・・・けらい達。


お城をクリスマスツリーに装飾。
サンタさんの入ってくる煙突を100本建築。

「ふむふむ、なーになに、サンタさんは
 あしにはくものにプレゼントをいれていくとな」
「たびをたくさんよーいせよ!」

靴下の代わりが、足袋よ。たび。 ブフフッ。


次々と無理難題を命令されるけらい達は、
働きすぎでへとへとに。

おっ?サンタさんがやって来た?
・・・と思ったら、それはなんと泥棒。


どうしたってやってこないサンタさんに、
しびれを切らした殿様は、
最後に自分がサンタさんに・・・?


とにかく天真爛漫な殿様の、
ばかばかしくて、底抜けに楽しい絵本。
裏表紙まで、ご堪能あれ。



初版1988年。今はなき佑学社より。
2000年リブリオ出版より復刊。


*ばかばかしさを楽しむ一冊*

「とのさまサンタ」(リブリオ出版)1,680円(税込)
本田カヨコ 作  長野ヒデ子 絵
またくまさんで・・・ごめんなさいね・・・。img20041213.jpg



デンマークで刺繍を学んだという作者の
ていねいな手仕事は、美しさと共に、
物語のあたたかさを伝えてくれる。


クリスマス前のサンタさんは、とても忙しい。

世界中から送られてきた
こども達からの手紙を読んで、
プレゼントするおもちゃを準備する。


「一緒に遊べるくまさんがほしい」と男の子からの手紙。
だけど、プレゼントが足りない・・・。

サンタさんは、ぬいぐるみのくまさんを手作りし、
そのくまさんにいろいろ教え、共に暮らす。

くまさんは、言葉やあいさつを覚えただけでなく、
小さな胸には、こころが生まれ、
そのこころという小さな種は芽吹いた。


贈る気持ち、待つ気持ち・・・
両者をつなぐところにある
何か温かなものを実感できる作品。


*一刺ごとに思いを込めての一冊*

「サンタさん ありがとう」(福音館書店)1,050円(税込)
長尾玲子 作





長尾さんの他の作品もすてき。

手のひらサイズの「クリスマスイブのおはなし」(3冊セット)

あっちゃんのゆびにんぎょう
100こめのクリスマスケーキ
サンタさんのいちにち

http://www.fukuinkan.co.jp/bookdetail.jsp?goods_id=357


この作品の続編「サンタさんとこいぬ」もおすすめ。

http://www.fukuinkan.co.jp/bookdetail.jsp?goods_id=1124
クリスマスに限らず、img20041210.jpg
ギフトもののモチーフで
くまが多いのはなんでだろう・・・?

この絵本もくまが登場。



キュートなぬいぐるみのくまたち。
ページをめくると、そこには、そのくまのうしろ姿。

いたずらっこ、ねぼすけ、おませさん・・・。
みんな、知ってる誰かさんみたいね。

ねえ、うしろに何をかくしているの?



フランス生まれのシャレた絵本。やられたっ!


*友だちに会える一冊*

「どのくま?わたしのくまちゃん」
(どりむ社)1,575円(税込)
100DRINE(ソンドリヌ)作  
宇野里砂 訳



100DRINE
Sandrine Fabre(ソンドリヌ・ファーブル)。

1970年生まれ。

国立美術装飾高等学校(パリ)にて
デザインテキスタイル科を卒業後、
雑誌のイラストレーター、および
家具テキスタイルデザイナーとして活躍。
現在の主な創作活動は、絵画とイラストレーション。
これまでに、パリ及びフランス以外の国でも
数多くの展覧会に出展。



くまが登場する作品でおすすめ・・・

ふるびたくま 

たのしいふゆごもり 

よるくま 
Counter
プロフィール
HN:
Pooh &Pea
性別:
女性
自己紹介:
アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
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