・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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チリとチリリ。
ふたりは森の中を自転車で走る。
チリチリリ。チリチリリ。
森の喫茶店へ、パン屋さんへ、ホテルへ…。
どいさんの作品を象徴する色鉛筆は、
作品の素朴な持ち味を、最大限に引き出す。
チリとチリリ。
小さな・・・きょうだい?友達?恋人なのだろうか・・・。
彼女にしては、めずらしく人間が主人公の作品。
そのことへの緊張感は、ちょっと感じる。ちょっとだけね。
そのせいか、作品全体が、とことん繊細なタッチで描かれ、
脇役のはずの動物たち・花や木々の援護射撃が、すごいことになっている。
紙の質感もドンピシャリ・・・ため息が出る。

*自転車走らせ森の中の一冊*
「チリとチリリ」(アリス館)1,260円(税込)
どいかや 作
どいかやさんの絵本の魅力は、
いとおしく思えるモチーフが日々の暮らしにあるということ。
多くの彼女の作品に動物が登場。
猫や犬といった主人公から、
共に暮らしているであろう
・・・例えば・・・猫ちゃん・・・を想像できてしまうほど、動物好きであることは一目瞭然。
好きだからこそ、しっかととらえ表現した
そのしぐさ・表情も手伝い、味わいを増している気がする。
散歩も好きなのではなかろうか・・・草や木がいきいきしている。
なんでもないことを、あえて、すごく大事にしている印象。
軸にあるのは日常・・・そこでちょっと夢をみる。
そしてほっとする場所へ帰る・・・すべて幸せな結末・・・。
幸せであることを、ある部分甘いように感じるかもしれないけれど、そんなことは決してない。
彼女の、胸に秘めた貫きたい思いの頑固さを、物語の底に感じる。
2003年8月、TOM'S BOXでの作品展で「うさぎのルーピースー」に会った。
http://www.tomsbox.co.jp/gallery/kako/0308.html
朝おきると
机の下で
うさぎが死んでいました。
目を閉じ横たわるうさぎ・・・死・・・そのモチーフは絵本作品になっていない。
TOM'S BOX http://www.tomsbox.co.jp/
動物が好きで共に暮らす中には、命の誕生を喜ぶ時があるように、
悲しい別れも受け止めなければならない現実がある。
描きたいと思うものを描いている作家だと思うが、
絵本作品を手にするひと、そこで広がる世界への思いと覚悟が彼女にはある。
どいかやさんの他の作品こと・・・
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/708
どいさんが応援しているたんじあきこさんのこと・・・
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/719
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/718
ふたりは森の中を自転車で走る。
チリチリリ。チリチリリ。
森の喫茶店へ、パン屋さんへ、ホテルへ…。
どいさんの作品を象徴する色鉛筆は、
作品の素朴な持ち味を、最大限に引き出す。
チリとチリリ。
小さな・・・きょうだい?友達?恋人なのだろうか・・・。
彼女にしては、めずらしく人間が主人公の作品。
そのことへの緊張感は、ちょっと感じる。ちょっとだけね。
そのせいか、作品全体が、とことん繊細なタッチで描かれ、
脇役のはずの動物たち・花や木々の援護射撃が、すごいことになっている。
紙の質感もドンピシャリ・・・ため息が出る。

*自転車走らせ森の中の一冊*
「チリとチリリ」(アリス館)1,260円(税込)
どいかや 作
どいかやさんの絵本の魅力は、
いとおしく思えるモチーフが日々の暮らしにあるということ。
多くの彼女の作品に動物が登場。
猫や犬といった主人公から、
共に暮らしているであろう
・・・例えば・・・猫ちゃん・・・を想像できてしまうほど、動物好きであることは一目瞭然。
好きだからこそ、しっかととらえ表現した
そのしぐさ・表情も手伝い、味わいを増している気がする。
散歩も好きなのではなかろうか・・・草や木がいきいきしている。
なんでもないことを、あえて、すごく大事にしている印象。
軸にあるのは日常・・・そこでちょっと夢をみる。
そしてほっとする場所へ帰る・・・すべて幸せな結末・・・。
幸せであることを、ある部分甘いように感じるかもしれないけれど、そんなことは決してない。
彼女の、胸に秘めた貫きたい思いの頑固さを、物語の底に感じる。
2003年8月、TOM'S BOXでの作品展で「うさぎのルーピースー」に会った。
http://www.tomsbox.co.jp/gallery/kako/0308.html
朝おきると
机の下で
うさぎが死んでいました。
目を閉じ横たわるうさぎ・・・死・・・そのモチーフは絵本作品になっていない。
TOM'S BOX http://www.tomsbox.co.jp/
動物が好きで共に暮らす中には、命の誕生を喜ぶ時があるように、
悲しい別れも受け止めなければならない現実がある。
描きたいと思うものを描いている作家だと思うが、
絵本作品を手にするひと、そこで広がる世界への思いと覚悟が彼女にはある。
どいかやさんの他の作品こと・・・
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/708
どいさんが応援しているたんじあきこさんのこと・・・
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/719
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/718
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種は 土に抱かれて いい気持ち
花は 風に抱かれて いい気持ち
木は 小鳥の歌に抱かれて いい気持ち
赤ちゃんは お母さんに抱かれて いい気持ち
みんなは 太陽に抱かれて いい気持ち
あたたかな優しさがここにある。
本当の愛情ってこういうこと。
心地良さって、こういうこと。
*心地良さを知る一冊*
「いいきもち」(こぐま社)1,050円(税込)
ひぐちみちこ作
ひぐちさんの「かみさまからのおくりもの」もすてきです。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/85

花は 風に抱かれて いい気持ち
木は 小鳥の歌に抱かれて いい気持ち
赤ちゃんは お母さんに抱かれて いい気持ち
みんなは 太陽に抱かれて いい気持ち
あたたかな優しさがここにある。
本当の愛情ってこういうこと。
心地良さって、こういうこと。
*心地良さを知る一冊*
「いいきもち」(こぐま社)1,050円(税込)
ひぐちみちこ作
ひぐちさんの「かみさまからのおくりもの」もすてきです。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/85
何でこうも桜の花に惹かれるのだろう・・・。
ふしぎ。
お花見といえば桜ですが、その後は……
葉桜になったかと思うと、葉陰に小さなサクランボ、
夏には虫でおおにぎわい……1本の桜の木の1年のドラマです。
長年の観察にもとづく精緻な絵とリズム感のある文が、
桜の生命の営みと輝きを感動的に伝えます。
ところで、桜の花はどうしてあんなに美しいのか、ご存じですか?
それはね……。
(出版社より)
長谷川摂子さんの文章って、言葉が生きていると、いつも感心する。
かがくの目線は、どうしたって女性はとりこぼしがち。
その部分を拾い、情感も含めて伝える力を持つこの作品に、頭が下がる。

*桜の1年を知る一冊*
「さくら」(福音館書店)410円(税込)・・・かがくのとも 2005年4月号
長谷川摂子 文 矢間芳子 絵・構成
長谷川摂子さんの他の作品もすてき。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/289
ふしぎ。
お花見といえば桜ですが、その後は……
葉桜になったかと思うと、葉陰に小さなサクランボ、
夏には虫でおおにぎわい……1本の桜の木の1年のドラマです。
長年の観察にもとづく精緻な絵とリズム感のある文が、
桜の生命の営みと輝きを感動的に伝えます。
ところで、桜の花はどうしてあんなに美しいのか、ご存じですか?
それはね……。
(出版社より)
長谷川摂子さんの文章って、言葉が生きていると、いつも感心する。
かがくの目線は、どうしたって女性はとりこぼしがち。
その部分を拾い、情感も含めて伝える力を持つこの作品に、頭が下がる。

*桜の1年を知る一冊*
「さくら」(福音館書店)410円(税込)・・・かがくのとも 2005年4月号
長谷川摂子 文 矢間芳子 絵・構成
長谷川摂子さんの他の作品もすてき。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/289
初々しいふたりと
すこし疲れたふたりに
二人が 睦まじくいるためには
立派すぎないほうがいい
完璧を めざさないほうがいい
正しいことを 言うときは
相手を 傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい
(祝婚歌より・・・)
吉野さんの詩画集「生命(いのち)は」(ザイロ)
・・・絶版で現在入手不可。
4冊出ていた折りたためる本・・・「汲む」と同じつくりです。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/31
4冊の中で一番好きな本なのに・・・絶版は本当に残念。
読んでほしい詩があるので、別の本を紹介しました。
記念日なんてきらいだ・・・
なんでもない日を大事にしたい
でも 何にも大事にできてない
理屈ばっかり ほざいてさ
*生きていくってことを知る一冊*
「二人が睦まじくいるためには」
(童話屋)1,313円(税込)
吉野弘 詩



ホワイトデーにダーリンは
モールのコージーコーナーでプリンを買ってきてくれた。
おいしかった・・・。
かわぎしのかんしゃく玉がパンッと弾け、
モノをこわしてしまった。
まあやに、
「ママ疲れてるんだよ」と抱きしめられた。
「みっつぁんは 寂しかったんだわ
きっと せつねがったんだっぱい・・・」とダーリンに言われた。
さあやが
「一緒に寝るの 久しぶりだね」とひっついてきた。
いっぱいいっぱいなのがバレバレの、なんというホワイトデー。
落第点の女房で、ずっと初心者マークの母で・・・。
すこし疲れたふたりに

二人が 睦まじくいるためには
立派すぎないほうがいい
完璧を めざさないほうがいい
正しいことを 言うときは
相手を 傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい
(祝婚歌より・・・)
吉野さんの詩画集「生命(いのち)は」(ザイロ)
・・・絶版で現在入手不可。
4冊出ていた折りたためる本・・・「汲む」と同じつくりです。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/31
4冊の中で一番好きな本なのに・・・絶版は本当に残念。
読んでほしい詩があるので、別の本を紹介しました。
記念日なんてきらいだ・・・
なんでもない日を大事にしたい
でも 何にも大事にできてない
理屈ばっかり ほざいてさ
*生きていくってことを知る一冊*
「二人が睦まじくいるためには」
(童話屋)1,313円(税込)
吉野弘 詩



ホワイトデーにダーリンは
モールのコージーコーナーでプリンを買ってきてくれた。
おいしかった・・・。
かわぎしのかんしゃく玉がパンッと弾け、
モノをこわしてしまった。
まあやに、
「ママ疲れてるんだよ」と抱きしめられた。
「みっつぁんは 寂しかったんだわ
きっと せつねがったんだっぱい・・・」とダーリンに言われた。
さあやが
「一緒に寝るの 久しぶりだね」とひっついてきた。
いっぱいいっぱいなのがバレバレの、なんというホワイトデー。
落第点の女房で、ずっと初心者マークの母で・・・。
パンダのパンちゃんは、
でんぐりがえりがおとくい。
花の道や、ちょうちょが舞う野原・・・。
ぐるてん、ぐるてん進んでいくと、
あれあれ、あれれ?
いろんなものが体にくっついてきたよ。
シンプルだけれど、
ていねいに描かれた絵。
色を抑えても、
どいかやさんの作品にいつもある
あたたかさといった持ち味を、
感じることができるから不思議。
言葉のリズムも小気味良く、
ゆったり物語を運んでくれる。
散歩で収穫、小さなドラマ・・・。

*散歩ついでにおみやげみつけての一冊*
「パンちゃんのおさんぽ」
(BL出版)
1,050円(税込)
どい かや 作
でんぐりがえりがおとくい。
花の道や、ちょうちょが舞う野原・・・。
ぐるてん、ぐるてん進んでいくと、
あれあれ、あれれ?
いろんなものが体にくっついてきたよ。
シンプルだけれど、
ていねいに描かれた絵。
色を抑えても、
どいかやさんの作品にいつもある
あたたかさといった持ち味を、
感じることができるから不思議。
言葉のリズムも小気味良く、
ゆったり物語を運んでくれる。
散歩で収穫、小さなドラマ・・・。

*散歩ついでにおみやげみつけての一冊*
「パンちゃんのおさんぽ」
(BL出版)
1,050円(税込)
どい かや 作
今日はみんなでお花摘みに行く日。
「いってきまあす。」
こぐまのきょうだいとうさぎさんとりすさん、
思い思いにバスケット下げおでかけ。
はらっぱをどんどん進み、
(心踊り、飛び跳ねながら、進む進む)
うすぐらくて、ちょっと怖い森も通り抜けて、
(体と心をこわばらせ歩くみんなの表情ったら・・・プフフッ)
たどり着いた所は、一面のお花畑。
タイトルは木々の小枝。
そこにちょうちょが、そっととまっている。
チェコのワックスペーパー
(ではなかろうか?)で表現したリビングのカーペット。
またまたおしゃれなおかあさんのエプロン。
チムニーちゃんが髪に挿した1輪の花。
バスケットいっぱいに摘んだ花たち。
流れる雲に夕焼け空・・・。
いきいきとしたみんなの表情。
土の中を、野原を、描くすべてに、たんじさんらしさが満ちている。
絵本を手がけれることの喜び、
チムニーちゃんというモチーフへの愛情が、
ていねいに作られた作品のそこここに感じられる。
キュートで個性的なチムニーちゃん。
今、のりにのっているたんじあきこワールド、ぜひ手にしてほしいです。
*春の日に遊ぶ一冊*
「おはなばたけのチムニーちゃん」(学習研究社)350円(税込)
おはなしプーカ2005年5月号
たんじあきこ 作


シリーズ第1作目の「ゆきのひのチムニーちゃん」もぜひ。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/719
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おはなしプーカ5月は待望のチムニーちゃん第2弾。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/116
仕入れや送料もろもろの問題抱えつつも、
来月頭に、「おはなばたけのチムニーちゃん」の
たんじさんのサイン本を、数冊準備できそうです。
送料等のご負担頂くことになりますが、ご希望の方は、早めに連絡を下さい。
予約を18日まで受けつけます。
冊数に限りがありますので、ご理解下さい。
なお、この作品は、TOM'S BOX、パンポラリス活版所(通販)でも発売中。
TOM'S BOX http://www.tomsbox.co.jp/
パンポラリス活版所 http://pan-polaris.ocnk.net/

「いってきまあす。」
こぐまのきょうだいとうさぎさんとりすさん、
思い思いにバスケット下げおでかけ。
はらっぱをどんどん進み、
(心踊り、飛び跳ねながら、進む進む)
うすぐらくて、ちょっと怖い森も通り抜けて、
(体と心をこわばらせ歩くみんなの表情ったら・・・プフフッ)
たどり着いた所は、一面のお花畑。
タイトルは木々の小枝。
そこにちょうちょが、そっととまっている。
チェコのワックスペーパー
(ではなかろうか?)で表現したリビングのカーペット。
またまたおしゃれなおかあさんのエプロン。
チムニーちゃんが髪に挿した1輪の花。
バスケットいっぱいに摘んだ花たち。
流れる雲に夕焼け空・・・。
いきいきとしたみんなの表情。
土の中を、野原を、描くすべてに、たんじさんらしさが満ちている。
絵本を手がけれることの喜び、
チムニーちゃんというモチーフへの愛情が、
ていねいに作られた作品のそこここに感じられる。
キュートで個性的なチムニーちゃん。
今、のりにのっているたんじあきこワールド、ぜひ手にしてほしいです。
*春の日に遊ぶ一冊*
「おはなばたけのチムニーちゃん」(学習研究社)350円(税込)
おはなしプーカ2005年5月号
たんじあきこ 作


シリーズ第1作目の「ゆきのひのチムニーちゃん」もぜひ。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/719
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おはなしプーカ5月は待望のチムニーちゃん第2弾。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/116
仕入れや送料もろもろの問題抱えつつも、
来月頭に、「おはなばたけのチムニーちゃん」の
たんじさんのサイン本を、数冊準備できそうです。
送料等のご負担頂くことになりますが、ご希望の方は、早めに連絡を下さい。
予約を18日まで受けつけます。
冊数に限りがありますので、ご理解下さい。
なお、この作品は、TOM'S BOX、パンポラリス活版所(通販)でも発売中。
TOM'S BOX http://www.tomsbox.co.jp/
パンポラリス活版所 http://pan-polaris.ocnk.net/
チムニーちゃんはとっても元気な女の子。
「ゆきだよ!ゆき!」と大喜び。
おやつのチョコレートを持って、降り積もったましろな世界に飛び出していったよ。
りすさんにうさぎさん、くまさんも誘って、夢中で遊んで過ごしていたら、
楽しい時間は、あっという間に過ぎ去って、気づけばお空に一番星。
作品展で大事にあたためてきたモチーフ「チムニーちゃん」の待ちに待ったデビュー。


ひとり寂しげな、反対に、みんなで遊び心弾む、
それぞれの冬の日の雰囲気を感じる背景の描き方。
雪のきらめきや、風切り雪ぞり飛ばすスピード感。
うさぎさんの部屋の壁紙。
お母さんのエプロンやベットカバー等に使った布の柄選びのセンス。
どこもかしこも、たんじさんらしい工夫がいっぱい。
おはなしプーカ(2004年1月号として発刊)がハードカバー化され、
その本の帯に、どいかやさんが、あたたかなメッセージを寄せるという豪華さ。
チムニーちゃん、チムニーちゃん、
雪はなんて白くてつめたくて、楽しいんでしょうね。
チムニーちゃんを見てたらね、
むかし食べた雪の味を、なんだか思い出しちゃった。
絵本作家・どいかや
ハードカバー化にあたり、新たに手を加えての出版。
タイトルを描く文字にされた工夫。
見返しに、新たに書き加えられた4枚の絵。
作風の持ち味と共に、大事に絵本作りに関わる彼女の姿勢に感激。


*冬の日に遊ぶ一冊*
「ゆきのひのチムニーちゃん」(学習研究社)1,260円(税込)
たんじあきこ 作
喜んだのもつかの間、品切れ・・・で、春ですよ・・・涙・・・。
今度の冬までさよならなのね・・・と、落胆してましたが、うれしい続編が登場!
チムニーちゃんシリーズ、HITの予感。・・・続く・・・。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/593
「ゆきだよ!ゆき!」と大喜び。
おやつのチョコレートを持って、降り積もったましろな世界に飛び出していったよ。
りすさんにうさぎさん、くまさんも誘って、夢中で遊んで過ごしていたら、
楽しい時間は、あっという間に過ぎ去って、気づけばお空に一番星。
作品展で大事にあたためてきたモチーフ「チムニーちゃん」の待ちに待ったデビュー。


ひとり寂しげな、反対に、みんなで遊び心弾む、
それぞれの冬の日の雰囲気を感じる背景の描き方。
雪のきらめきや、風切り雪ぞり飛ばすスピード感。
うさぎさんの部屋の壁紙。
お母さんのエプロンやベットカバー等に使った布の柄選びのセンス。
どこもかしこも、たんじさんらしい工夫がいっぱい。
おはなしプーカ(2004年1月号として発刊)がハードカバー化され、
その本の帯に、どいかやさんが、あたたかなメッセージを寄せるという豪華さ。
チムニーちゃん、チムニーちゃん、
雪はなんて白くてつめたくて、楽しいんでしょうね。
チムニーちゃんを見てたらね、
むかし食べた雪の味を、なんだか思い出しちゃった。
絵本作家・どいかや
ハードカバー化にあたり、新たに手を加えての出版。
タイトルを描く文字にされた工夫。
見返しに、新たに書き加えられた4枚の絵。
作風の持ち味と共に、大事に絵本作りに関わる彼女の姿勢に感激。


*冬の日に遊ぶ一冊*
「ゆきのひのチムニーちゃん」(学習研究社)1,260円(税込)
たんじあきこ 作
喜んだのもつかの間、品切れ・・・で、春ですよ・・・涙・・・。
今度の冬までさよならなのね・・・と、落胆してましたが、うれしい続編が登場!
チムニーちゃんシリーズ、HITの予感。・・・続く・・・。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/593
山に風が吹いて、教えてくれるんだ。
かえるや、でんでんむしや、かまきりに。
・・・はるが きたよ・・・
風に誘われ導かれ、みんな山に向かって歩き出す。
そこにあったのは満開の桜。
エネルギッシュに生命力あふれる絵を描く木葉井悦子さん。
一陣の風を感じて、春に会おう。

*春の風を感じる一冊*
「 やまのかぜ」(架空社)1,631円(税込)
木葉井 悦子 作
絵のタッチは違うけれど、「ぼんさいじいさま」・・・じんわり心にしみる・・・。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/229
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/260
かえるや、でんでんむしや、かまきりに。
・・・はるが きたよ・・・
風に誘われ導かれ、みんな山に向かって歩き出す。
そこにあったのは満開の桜。
エネルギッシュに生命力あふれる絵を描く木葉井悦子さん。
一陣の風を感じて、春に会おう。

*春の風を感じる一冊*
「 やまのかぜ」(架空社)1,631円(税込)
木葉井 悦子 作
絵のタッチは違うけれど、「ぼんさいじいさま」・・・じんわり心にしみる・・・。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/229
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寒い冬の日、
外で遊べないひろこさんは、
森の友だちに手紙を書いた。
春待つ気持ちと、
会いたいものへの思いを、
手書きの手紙につづる。
一文字一文字したためる、
そのつたなさの愛おしいこと。
1枚の紙切れが、時をも刻み、
思いをしっかり受けとめ、全部丸ごと便りとなる。
はるになって
もりに すみれがさいたら
この もみのきのしたで まっています
心待ち・・・
待つ時間があるから、わくわくできるのかも。
時間をかけるってことが、運んできてくれるもの・・・。
会いたいあのひとに、お便り出してみようかな。

*お便り書いてみませんかの一冊*
「もりのてがみ」
( 福音館書店)・・・品切れ
片山令子 作 片山健 絵
1990年 こどものとも3月号
1997年 こどものとも年中向き3月号
この名作が、
ハードカバーで出版されていないことが、本当に残念・・・。
こどものともの年中向きは、
少し地味に感じられるかもしれないけれど、
味わい深い作品を、時々再版企画で登場させてくれる。
「トイレとっきゅう」もまさに、そう・・・。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/180
良質(この言い方に抵抗はあるが)の本を、
常時、継続的に棚に準備する難しさ・・・。
その中でも、時々はこうした作品との再会に、
出版社の努力を感じたりします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
片山健 「水彩花粉店」
TOM'S BOXにて
http://www.tomsbox.co.jp/
2005年4月1日(金)〜30日(土)
11:00AM〜8:00PM<木曜定休>
最終日は午後6時まで
水彩作品が中心。
数点 以前に発表されたものと、
「なんだかうれしい」(福音館)に収録された原画作品もあり。
外で遊べないひろこさんは、
森の友だちに手紙を書いた。
春待つ気持ちと、
会いたいものへの思いを、
手書きの手紙につづる。
一文字一文字したためる、
そのつたなさの愛おしいこと。
1枚の紙切れが、時をも刻み、
思いをしっかり受けとめ、全部丸ごと便りとなる。
はるになって
もりに すみれがさいたら
この もみのきのしたで まっています
心待ち・・・
待つ時間があるから、わくわくできるのかも。
時間をかけるってことが、運んできてくれるもの・・・。
会いたいあのひとに、お便り出してみようかな。


*お便り書いてみませんかの一冊*
「もりのてがみ」
( 福音館書店)・・・品切れ
片山令子 作 片山健 絵
1990年 こどものとも3月号
1997年 こどものとも年中向き3月号
この名作が、
ハードカバーで出版されていないことが、本当に残念・・・。
こどものともの年中向きは、
少し地味に感じられるかもしれないけれど、
味わい深い作品を、時々再版企画で登場させてくれる。
「トイレとっきゅう」もまさに、そう・・・。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/180
良質(この言い方に抵抗はあるが)の本を、
常時、継続的に棚に準備する難しさ・・・。
その中でも、時々はこうした作品との再会に、
出版社の努力を感じたりします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
片山健 「水彩花粉店」
TOM'S BOXにて
http://www.tomsbox.co.jp/
2005年4月1日(金)〜30日(土)
11:00AM〜8:00PM<木曜定休>
最終日は午後6時まで
水彩作品が中心。
数点 以前に発表されたものと、
「なんだかうれしい」(福音館)に収録された原画作品もあり。
青少年健全育成サイドの方々、失礼。
エロ写真家のアラーキーの話です。(注:かわぎしはファンです)

アラーキーの写真は、陽子さんの存在を知ってから好きになった。
「東京日和」が映画化され(映画は見ていない)荒木夫妻に興味がわき、
「愛しのチロ」と出会い、その後、「愛情生活」に出会った。
・・・・・「東京日和」(筑摩書房)荒木陽子 荒木経惟 著
1993年1月27日発行(荒木陽子命日)
・・・・・「愛しのチロ」(平凡社)荒木経惟 著
アラーキーと今は亡き陽子さんとの、愛ある日々の暮らしがここにある。
アラーキーの写真って、絵空事でない質感があって、
空や朽ちかけた花なんぞの写真には、
生と死を同時に感じる瞬間があってなぜだか泣ける。
福島の喫茶阿部に「センチメンタルな旅・冬の旅」(だったと記憶)がある。
http://nostagraphica.com/abe/
・・・・・「センチメンタルな旅・冬の旅」(新潮社)荒木経惟 著
その本の中に、陽子さんが臨終の際に、
病院で握り合う、ふたりの手だけをとらえた写真があって、
阿部にお茶しに出かけて、そのページ見つめながらボロンボロン泣いたことがあった。
同行していた娘達は驚き、何事が起こったかと母の顔と本を交互にのぞきこんだ。
アラーキーっていうひとは、
今のあんた達にはちょっと見せれないような写真をたくさん撮るひとで、
でも、奥さんの陽子さんや猫のチロ、
空や花を撮ったものに、かわぎしがすごくひかれていること・・・、
陽子さんが、すごく魅力的な女性で、これはそのひとが、
まさに旅立とうとしている所の写真なんだということなんかを、話した気がする。
死、そのものがそこにあり、
このふたりが共に歩んできた人生というものが、そこに感じられ、涙が止まらなかった。
娘達も、涙こぼしてたっけ・・・。
小学生にアラーキーを語る母さ・・・。
アラーキーはまずいだろう・・・と思う・・・。
ふたりの1971年の新婚旅行記録を
自費出版で1000部だけ出した幻の写真集「センチメンタルな旅」。
1999年に東京都現代美術館で行われた写真展「センチメンタルな写真、人生」で、
彼の原点ともいうべき、その写真が、108点並んだそうだ。
日程が合わず足を運べなかったので、その図録を通販購入。
そこに、「センチメンタルな旅」の陽子さんがいた。
・・・東京都現代美術館 http://www.mot-art-museum.jp/
福岡柳川の川下りの小船で、うたた寝する陽子さん。
アラーキーのそばで安心しきって眠る姿は、まるで母の胎内で眠るおさなごのよう。
ほっとあたたかな空気を感じると同時に、また別の感覚も・・・。
揺れる小船は、亡くなったひとを運ぶ棺のようにも見えた。
・・・生と死、両方をうつしこんだような写真。まさにセンチメンタル・・・。
陽子さん、憧れのひとです。
*愛あふれる日々の一冊*
「愛情生活」(作品社)1,890円(税込)
荒木陽子 著
子どもにとって父や母であっても、
ダーリンにとってずっとハニーでいたい・・・ぜ。
まずは、安い口紅で痛めたタラコ唇を何とかしよう・・・。
今日は結婚(式)記念日・・・結婚生活14年目に突入。
エロ写真家のアラーキーの話です。(注:かわぎしはファンです)

アラーキーの写真は、陽子さんの存在を知ってから好きになった。
「東京日和」が映画化され(映画は見ていない)荒木夫妻に興味がわき、
「愛しのチロ」と出会い、その後、「愛情生活」に出会った。
・・・・・「東京日和」(筑摩書房)荒木陽子 荒木経惟 著
1993年1月27日発行(荒木陽子命日)
・・・・・「愛しのチロ」(平凡社)荒木経惟 著
アラーキーと今は亡き陽子さんとの、愛ある日々の暮らしがここにある。
アラーキーの写真って、絵空事でない質感があって、
空や朽ちかけた花なんぞの写真には、
生と死を同時に感じる瞬間があってなぜだか泣ける。
福島の喫茶阿部に「センチメンタルな旅・冬の旅」(だったと記憶)がある。
http://nostagraphica.com/abe/
・・・・・「センチメンタルな旅・冬の旅」(新潮社)荒木経惟 著
その本の中に、陽子さんが臨終の際に、
病院で握り合う、ふたりの手だけをとらえた写真があって、
阿部にお茶しに出かけて、そのページ見つめながらボロンボロン泣いたことがあった。
同行していた娘達は驚き、何事が起こったかと母の顔と本を交互にのぞきこんだ。
アラーキーっていうひとは、
今のあんた達にはちょっと見せれないような写真をたくさん撮るひとで、
でも、奥さんの陽子さんや猫のチロ、
空や花を撮ったものに、かわぎしがすごくひかれていること・・・、
陽子さんが、すごく魅力的な女性で、これはそのひとが、
まさに旅立とうとしている所の写真なんだということなんかを、話した気がする。
死、そのものがそこにあり、
このふたりが共に歩んできた人生というものが、そこに感じられ、涙が止まらなかった。
娘達も、涙こぼしてたっけ・・・。
小学生にアラーキーを語る母さ・・・。
アラーキーはまずいだろう・・・と思う・・・。
ふたりの1971年の新婚旅行記録を
自費出版で1000部だけ出した幻の写真集「センチメンタルな旅」。
1999年に東京都現代美術館で行われた写真展「センチメンタルな写真、人生」で、
彼の原点ともいうべき、その写真が、108点並んだそうだ。
日程が合わず足を運べなかったので、その図録を通販購入。
そこに、「センチメンタルな旅」の陽子さんがいた。
・・・東京都現代美術館 http://www.mot-art-museum.jp/
福岡柳川の川下りの小船で、うたた寝する陽子さん。
アラーキーのそばで安心しきって眠る姿は、まるで母の胎内で眠るおさなごのよう。
ほっとあたたかな空気を感じると同時に、また別の感覚も・・・。
揺れる小船は、亡くなったひとを運ぶ棺のようにも見えた。
・・・生と死、両方をうつしこんだような写真。まさにセンチメンタル・・・。
陽子さん、憧れのひとです。
*愛あふれる日々の一冊*
「愛情生活」(作品社)1,890円(税込)
荒木陽子 著
子どもにとって父や母であっても、
ダーリンにとってずっとハニーでいたい・・・ぜ。
まずは、安い口紅で痛めたタラコ唇を何とかしよう・・・。
今日は結婚(式)記念日・・・結婚生活14年目に突入。
ちびすけとじいじは、
よく連れ立って桜山を散歩する。
じいじには、桜の声が聞こえるんだよ。
そして、歩きながら、いろいろ教えてくれる・・・
草や花や虫なんかのことをね。
「じいじはすごいな。」
「なんも、なんも。」
・・・ある雪が降りしきる日、
じいじが病気で倒れた。
雪山をたったひとり、
桜の木めざしてちびすけは歩く。
じいじが大事に育ててきた桜・・・お願い!
じいじを助けて、元気にして。
ちびすけは祈った。
なんべんもなんべんも、思いを込めて。
そして迎えた春、桜の季節。
満開の桜の花が、命の輝きを放つ。
散りゆく前に、みごとに咲き誇るその姿。
そこに、ちびすけの祈る思いと、
じいじの、
命をまっとうすることへの感謝の気持ちがあり、
桜山の桜と共に、花を咲かせている。
「おみごと!」そして「ありがとう・・・。」

*季節はめぐり命の花咲く一冊*
「じいじのさくら山」
(白泉社)1,365円(税込)
松成真理子 作
よく連れ立って桜山を散歩する。
じいじには、桜の声が聞こえるんだよ。
そして、歩きながら、いろいろ教えてくれる・・・
草や花や虫なんかのことをね。
「じいじはすごいな。」
「なんも、なんも。」
・・・ある雪が降りしきる日、
じいじが病気で倒れた。
雪山をたったひとり、
桜の木めざしてちびすけは歩く。
じいじが大事に育ててきた桜・・・お願い!
じいじを助けて、元気にして。
ちびすけは祈った。
なんべんもなんべんも、思いを込めて。
そして迎えた春、桜の季節。
満開の桜の花が、命の輝きを放つ。
散りゆく前に、みごとに咲き誇るその姿。
そこに、ちびすけの祈る思いと、
じいじの、
命をまっとうすることへの感謝の気持ちがあり、
桜山の桜と共に、花を咲かせている。
「おみごと!」そして「ありがとう・・・。」

*季節はめぐり命の花咲く一冊*
「じいじのさくら山」
(白泉社)1,365円(税込)
松成真理子 作
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プロフィール
HN:
Pooh &Pea
性別:
女性
自己紹介:
アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。
こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。
Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。
ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。
目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。
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ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。
目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
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