忍者ブログ
・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
2025-041 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 prev 03 next 05
950  951  952  953  954  955  956  957  958  959  960 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

小出さんの作品は、
故郷福島での体験が基になっていることが多いのだそうです。


作品を作る時に、
自分の中に何か、とっかかりになる記憶があると、
その作品の世界を引き寄せることができるみたい。



でも、絵本を描き始めた頃は、
どうしたらいいかわからなかったのだそうです。

やみくもに描いて、夫の淡さんが文章を書いて、
出版社に持っていくのだけれど、だめだだめだ、って言われて。

「私たちって才能ないんだ」と落胆し、
町の中をふたりでさまよったこともあったそうです。


いい絵本というものが、わからなかった、
こどもからかけ離れたところで空回りしていた・・・

気づくまで、いくらやってもだめなんですね・・・



小出さんの言う「気づく」って・・・ 


お話というものが、頭で考えるものではないということでしょうか。

「こんな世界、こんな世界」と入りこんでいって、
「本当にこの世界はどうなっているんだろう」って、
自分がものすごくその世界で楽しまなければ、
きっと誰も感動しないということが、いくらかわかったんです。

それまでの発想の仕方・・・それは羅列で作り物だったんです。


(こどものとも(年中向き)2001年3月号 
     通巻180号 折り込みふろくより抜粋)



どんなに楽しい作品にも、生み出す苦労があり、
読み継がれる作品には、
こびるでなく、作品を届ける思いがちゃんとあるのです。



img20050311.jpg


*記憶のかけらと遊ぶ一冊*
「もりのひなまつり」(福音館書店)840円(税込)
こいでやすこ 作・絵



のねずみたちに頼まれて森にでかけたおひなさま。
森の動物たちと楽しい一日を過ごします。

帰り道、雪が降り始め、なんとか家に戻ったけれど、
おひなさま達はすっかり汚れてしまいました。

さあ、大変!
PR
NAME
TITLE
COLOR
MAIL
URL
COMMENT
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS
TRACKBACK URL 
Counter
プロフィール
HN:
Pooh &Pea
性別:
女性
自己紹介:
アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
最新CM
[04/08 みー茶]
[04/07 toramaru]
[04/05 toramaru]
[03/30 みー茶]
[02/09 『LOVE! BERG!』]
ブログ内検索
Mail Form
アクセス解析
"Pooh &Pea" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.
忍者ブログ [PR]