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・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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伝えたい気持ちを言葉にすると、
気恥ずかしかったり、
格好つけてるみたいで嫌な感じがしたり・・・

素敵な絵本をめくると、すっと受けとめれることがある。
理屈ぬきに。


img20041110.jpg


*よいしょこらしょの1冊*

「はりねずみかあさん」
(福音館書店) 600円(税込)
まつやさやか 作  
M・ミトゥーリチ 絵



はりねずみかあさんが出かけます。
こどもたちのために、
りんごを探しに出かけます。

木から落ちてくるりんごを、
どうやって受けとめたのかな?

何でがんばれるかって・・・
それは、
守りたい大切なものがあるから。
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絵本ライヴに来てくれた男の子に、
大好きな本と教えてもらった。

楽しいだけでなく、ダンボール工作がしゃれた絵本。

すてきな本教えてくれてありがとう。
かわぎしも大好きです。


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赤色、青色、黄色。
登場するのはロボット3体。

「ギー ガタン」
「ガシン ガシン」
「ガローン ガローン」と行進だ。

突然サッカーボールが飛んできて・・・?


負けずに再び行進するぞ。


頼りなさげな、いかつい奴ら。
ユーモラスなロボットたちがいい味だしてる。


*みかけ倒しも楽しい一冊*

「ロボット ボット」
(福音館書店)410円(税込)
(こどものとも0.1.2. 2003年10月号)
こかぜさち 文   
わきさかかつじ 絵
めの まど あけろ 
おひさま まってるぞ

みみの まど あけろ
だれかが うたってる

はなの まど あけろ
おみおつけ いいにおい

くちの まど あけて  
お は よ う



朝の目覚めから、夜の眠りにつくまで・・・
決して楽しい事だらけではない、暮らしのひとコマひとコマ。
そんな一日を、詩で紡いでいます。

着替えのところは3番までしかないけれど、
読み手の所で生まれた続編の中には、こんな歌もあるらしい。


よんばん ぼたん とうりゃんせ
よるに かおだす おばけたち
 


思わず口ずさんでみたくなる、現代のわらべうた絵本。

・・・心地よい音の響きは、
負の出来事も乗り越えてゆけるエネルギーをくれます。


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*一日をいきいき生きる一冊*

「めのまどあけろ」
(福音館書店)
780円(税込)
谷川俊太郎 文  
長新太 絵
見守る思いがあふれています。


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*あるサンタの手紙を記した一冊*

「サンタ・クロースからの手紙」
(評論社)1,470円(税込)
J.R.R.トールキン作  せたていじ訳
1976年12月刊(ISBN4-566-00228-4)



“トールキン家のサンタクロース”が、
20年以上にわたり、
子どもたちに贈り続けたクリスマス・レター。

サンタ・クロースの北極での暮らしぶり、
愛すべきまぬけな白熊のことなどをユーモラスに報告。

トールキン自筆の
ファンタジックな水彩画を収めた、
美しいクリスマス絵本。

 
「サンタ・クロースからの手紙」
〈クリスマス レターつき〉
・・・手紙10通付き 
2,310円(税込)・・・版元品切れ
J.R.R.トールキン作  
瀬田貞二・田中明子 訳
1995年09月刊(ISBN4-566-00458-9)    
ハロウィーンが終わり、
選書でクリスマスに向けてのリクエストが増えた。

クリスマスというとプレゼント・・・というイメージ。
ギフト、贈り物は、そこに心があると思う。


贈り物への思い・・・。

真新しいものへ興味がわくと思われがちだけれど、
好きなものへのこだわりは、別モノと思っている。


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ある日、クララのお気に入りのくまが、
鏡に映る自分を悲しげに見つめていた。

薄汚れた色、ほころび・・・。


おんぼろになったら、
誰だって僕なんかいらなくなる



愛されたい、
必要とされたい、
切ない想いがあふれる物語。


*大事なものへの思いに気づく一冊*

「ふるびたくま」
(BL出版)1,260円(税込)
クレイ・カーミッシェル 作   
江國香織 訳
肌寒くなってきました。
葉の色づくこの季節ならではの楽しみ、味わい。


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*秋の気配と踊ろうの一冊*

「おちばがおどる」(ポプラ社)998円(税込)
いとうひろし作



いとうひろしらしさにあふれる、
すべて落ち葉のコラージュ。

森の中で風に乗って踊る彼らに会えたよう・・・。

勢いがあって、
言葉と絵の“間”がとてもいい。



ポプラ社 
http://www.poplar.co.jp/
読み継がれているものの中に、
この絵だからこそと思えるものと、
もうひとひねりすると、
今もみずみずしい作品として
手にしてもらえるのになぁ・・・と思うものとがある。

仕方がない・・・

ブレイクの絵がはまりすぎだから、ダールの場合・・・。


新装登場としては、金額以外成功の本・・・。
(なにしろ高い!)


娘のまあやが
読み物を読破する喜びを少しばかりかじったある時期、
信頼できる司書に何かおすすめは?と尋ねた。

本棚から取り出してきてくれたのが、これ。


ダールの作品の持ち味を
とってもひきだすブレイクらの絵で描きかえられ、
これまた、かいつまんだような紹介の仕方をして、
その先が知りたい・・・という気にさせられる。

そのためには本編を手にしなきゃね・・・思惑は大成功。

まるごと一冊じゃないよーとぼやかないで、
いそいそと本編探しましょうぞ。

まあやは、その構成の妙にはまってか、
しばらくロアルド・ダールづいていた。

小学校中学年ぐらいからいけそう。


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*自力読破のきっかけづくりの一冊*

「まるごと一冊 ロアルド・ダール」 (評論社)7,875円(税込)
ロアルド ダール 著   佐藤 見果夢 訳

評論社 http://www.hyoronsha.co.jp/



世界中で愛されているダールの作品から、
物語、ノンフィクション、エッセイ、詩、
さらに未発表の書簡と詩もあわせて収録。

Q・ブレイク、他
多数の有名イラストレーターの見事な挿画で彩られた、
ユーモアと魅力いっぱい、ダールのミニ全集。

*目次*

1章 どうぶつたち

(蛙となかよし―「一年中ワクワクしてた」より、
レイモンド・ブリッグズ絵
いじわる夫婦が消えちゃった(抄録)
クェンティン・ブレイク絵 ほか)

2章 まほう

(魔法を信じぬ者の見つけえぬこと
「一年中ワクワクしてた」より、レイモンド・ブリッグズ絵
オ・ヤサシ巨人BFG(抄録)、クェンティン・ブレイク絵 ほか)

3章 かぞく、ともだち、そして、てき

(お茶うけにタマキビを…
「一年中ワクワクしてた」より、レイモンド・ブリッグズ絵
駄菓子屋―「少年」より、フリッツ・ウェグナー絵 ほか)

4章 たいせつなことども

(こんな大きな骨、見たことない
「一年中ワクワクしてた」より、レイモンド・ブリッグズ絵
一休み
「ヘンリー・シュガーのわくわくする話」より、
クェンティン・ブレイク絵  ほか
マレーク・ベロニカさんの「ボリボン」で、
翻訳担当されたみやさんの写真が
ふんだんに盛り込まれているこの本。

残念なことに現在品切れ重版未定。

旅のお話をうかがった時に
歩かれた場所がここにも、また、ここにも・・・。


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*魔女に会える一冊*

「魔女に会った」(福音館書店)1,365円(税込)
角野栄子 文・写真  みやこうせい 写真



歴史上の魔女、今も生きている魔女。
魔女っていったいなに?

ドイツやベルギーの魔女祭り、
ルーマニアに住む現代の魔女、
火刑をリアルに再現する猫祭り…。

ヨーロッパに今も残る魔女の習俗を紹介しながら、
不思議な存在の「魔女」とは何者かを教える
魔女見聞記です。

93年刊の再刊。
新潟の災害現場。

ずたずたに寸断された道路に、
言葉もありません。

二次災害の心配を抱えながら、
レスキュー隊の方の必死の救出作業。

絶望的な状況の中で、
男の子の奇跡的な生還に、
希望の光をわずかに感じることができました。

楽観できる材料は何もないけれど・・・。



自然の力の前では、
ちっぽけな人間の力。

でも、あの子は生きていた。

希望はある・・・、
前向きに生きる材料を探しています。



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*命の結晶の一冊*

「りんごのき」
(福音館書店)840円(税込)
E・ペチシカ  文 
ヘレナ・ズマトリーコバー 絵
うちだりさこ 訳


福音館書店 
http://www.fukuinkan.co.jp/



冬、雪にうまったりんごの木。

秋に赤い実をつけるまでが、
美しい四季の変化を背景に
小さな男の子の目を通して描かれます。

いつまでも心に残る絵本です。
先日の絵本ライヴに来てくれた親子に、
お父さんのひざに抱かれてという女の子を発見。

親子でいる姿にふれ、
まさしく「かばさん」のおとうさん!と思い、今回紹介します。


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*お父さんはかばさんの一冊*

「かばさん」(こぐま社)1,155円(税込)
やべみつのり 作

こぐま社 http://www.kogumasha.co.jp/



旧版『かばさん』は、やべさんのデビュー作。
娘さんの3歳の誕生日にプレゼントした、
わら半紙にボールペンと色鉛筆で描いた絵本が
この本の元になっている。

はじめて動物園に連れていった日に、
みつこは、
(かわぎしでも山田さんでもなく、やべさんの娘)
昼寝をしている大きなカバの前で全く動かなくなった。

そしてその後しばらくは、見るものすべてが、
カバになってしまったらしい・・・。

家に帰って、カバにならされたやべさんは、
カバになりきり、
みつこの広げたシーツの水に飛び込み、
おぼれてぐるぐる巻きに・・・。

そんな遊びの中で、
こんなふうに子どもの世界に飛び込んで、
もう一回、こどもの目で見ること・感じることを、
やってみようと思ったのだそうです。 


それから、子どものための造形教室
「ハラッパ」「くじらっぱ」の活動をしたり、
東京保育所やなかよし教室(学童通所訓練施設)、
近所の文庫「こどものいえ」などで
活動の輪を広げていきました。

なるほどなるほど・・・。
作品のあたたかさは、本物な訳です。

旧版は1977年に出版され、長く品切になっていた。
2001年絵をすべて描きあらため新版として発行。


ちなみに、やべさんは
ナインティーナインのやべっちパパです。
おどろき!
昨年英会話教室主催のハロウィーンパーティーで、
絵本ブースとして参加。

魔女の扮装で、この作品を読みました。
すっかり魔女気分で・・・夏木マリっぽいと言われたっけ。
かわぎしは「湯バーバ」(千と千尋の神隠し・・・)かい・・・。


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*ハロウィーン・パーティーへいざなう一冊*
「魔女たちのハロウィーン」(佑学社)・・・入手不可
エイドリアン・アダムズ 作  掛川恭子 訳



こどもたちが魔女のパーティーに招かれます。

どきどきしながらも、
魔女たちが一生懸命作った巨大なかぼちゃの塔に登り、
塔のてっぺんから、コウモリ型ハンググライダーで飛んでみます。
魔女と一緒にね。

暗い絵の質感が、夜の闇に目をこらし、
作品を楽しむ雰囲気を生み出しています。

今はもうなき佑学社のもの。
入手できないのが残念!
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プロフィール
HN:
Pooh &Pea
性別:
女性
自己紹介:
アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
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