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・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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そうそう、この本紹介せねばっていう

こぼれ話を聞いたのだけれど、

隠しておいてと言われたので内緒・・・。

うううっ、言いたいがっ、がまんするっ。



今日は終業式。

どんな1学期だった?



img20050519.jpg



授業中突然、だれかがおならをした。

教室じゅうが大騒ぎ。

おならをした子はだあれ? 

そして、いいつけた子はだあれ?




タブーと思われることをあったかく描いている。

消えてなくなりたい、ようこの気持ちも、

気まずさの中、

やんちゃな言い訳自問自答の、てつおの気持ちも、

わかる感覚に寄り添う描写。

ふたりの作文や、先生の水の向け方も、味があっていい。

絵の好みはあるけれど・・・いい作品。



*誰でもおならはするもんさの一冊*

「おなら ばんざい」(ポプラ社)1,260円(税込)

福田岩緒 作
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梅雨明け宣言も出ている今頃、失礼・・・。

かえるの絵本。





シエラさんは、遠いコロンビアから10年前に来日。

当時29歳の彼は、日本語をまったく知らなかったので、

突然ちっちゃなこどものようになり、とまどった。

しかし、日本語の先生や友人が

あまりじょうずではない彼の日本語を、

ほめてくれたことに背中をおされ、ずいぶん前向きになれたという。



NHKTVスペイン語講座でレギュラーを努め、

時々、英語も教える彼は、

普段話そうとしない、

ほめても、ネイティブのように話せないからと言って

自分らしさを出さない日本人に、実体験を経てエールをおくる。

日本語のなまりのある英語もスペイン語も、とてもかわいいよって。

完璧でなくってもOK、自分らしさOKなんだよって。



1999年にNGO「国境なきアーティスト」を設立。

戦争の被害地域で、こどもたちを支援する活動を展開中。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~artWB/



シエラさんの愛情深いメッセージを

やまうちかずあきさんが、伸びやかな絵で描写。



ないてみよう、なけないちっちゃいだれかさん・・・。

らしさに自信をもってね。



img20050720_1.jpg



*たどたどしくてもいいんだよの一冊*

「なけないちっちゃいかえる」(すずき出版)1155円(税込)

エクトル・シエラ作 やまうちかずあき絵



おたまじゃくしからかえったばかりの

ちっちゃいかえるは、じょうずに鳴けない。

他のカエルは「ケロケロ」と鳴くのに、「ケケケ」になってしまう。

ちっちゃいかえるは、得意なジャンプで池の外に出ていった・・・。

小さなかえるの成長を、新進気鋭の画家が斬新に描きあげた一冊。


(出版社データベースより)
誰にだって描けちゃうよ、

肩の力抜いてごらんよって、

エンバリー絵本には、いつも、

あたたかなエネルギーを感じる。



ここでは農場がテーマ。

いろんな動物や建物が登場。

ニワトリや牛や馬はもちろん、

トラクター、かかし、温室・・・。



テカテカしてない紙質も、

ちょっと小ぶりのこのサイズも、

ソフトカバーであることも、

もちろん表紙のデザインにも大満足。

しゃれたエンバリーワールド、ご堪能あれ。



img20050703.jpg



「リトル・ドローイング・ブック・オブ・ザ・ファーム」

(インターリンク・プランニング)840円(税込)

エド・エンバリー 作 



このシリーズは、他に

リトル・ドローイング・ブック・オブ・バード」もあり。

http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/859
「こども」のキーワードで、様々な試みが
あらゆるところであるけれど、
ここnoninokoは、ひと味違います・・・。



noninoko HP




サイトやワークショップを通して、
こどもの楽しいものづくりを提案。

この本は、
おおくぼともこさんが企画構成・ブックデザインを、
大久保忠浩さんが製作図イラストを担当。

作品はすべて長女作。
次女も撮影に参加。



自分たちなりのリズム、
幼いひとたちも心地よく歩ける
そんなスピードを特に意識しています。





この本のつかいかたとして記されていたnoninokoさんのメッセージ。



絵の具がついたり、
糊のついた手で触って汚れたっていいです。
本に紙くずや糸がはさまったままでもいいです。
そうやってこの本は歳をとっていくのです。

おとなになった時、
その遊んだ証しをみて、きっと懐かしく感じる事でしょう。

そして自分が遊んだこの本で、
こどもと遊ぼうと、また開いてもらえたら嬉しいです。




・・・この本によく表れているように、
家族の暮らしの楽しみ方が、
活動の原点でもあるんだろうと思います。

今後も目が離せません。



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*小さな手のひらでできることはの一冊*
「はじめてのこうさくあそび」
(のら書店)1575円(税込)
ノニノコ 著





ノニノコの初著書。

はじめて自分の手で何かをつくろうと思う子どもたちや、
親子で手づくりあそびをはじめたいご家族に贈る、
簡単で楽しい、こうさくあそびの本。

お絵かきや、厚紙などでできる簡単な版画、
スタンプづくり、ペーパークラフト、おもちゃづくり、
部屋飾りから、やさしいお裁縫まで、もりだくさん。


・・・・・以前紹介したチェコのマッチラベルは、noninoko発・・・。
ただいまも、好評巡回中。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/638
2003年の夏、あるニュースが欧米をにぎわした。

それは、北太平洋で船が嵐にあい、

そこに積まれていたお風呂のおもちゃが

何万個も流されてしまったらしいとのこと。

しかし、その一部が10年以上の時を経て、

ベーリング海峡を渡り、グリーンランドの横を通って、

ヨーロッパの海岸に打ち寄せているというのだ。



ウソか誠か・・・

真偽のほどは???のようだけれど、

そのニュースは、

ベングトソンさんのこころに、印象深く残ったらしい。

そしてそのモチーフは、

彼女の中でどんどんお話としてふくらみを増し、

ドラマチックなゴムのあひるたちの

漂流物語として誕生した。



絵本の中で描写された

ピンクと青、または黄と青の縞の海。

スウェーデンでは本当に、

こんなふうに幻想的に海が見えるんだって。



寒い国という印象のスウェーデン。

長く暗い冬を耐え、

暖かい季節を心待ちにする気持ち、

その日を迎えての喜びまでも伝わってきそう。



訳者のオスターグレン晴子さんは、

一度もお目にかかってはいないのだけれど、

以前郡山に住んでらしたとのこと。

おばけやしきへようこそ!」など、

スウェーデンのすばらしい絵本の魅力を届ける

貴重な橋渡し役として注目している。



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*大海原をさまよっての一冊*

「たっぷどこへいく」

(福音館書店)1260円(税込)

アンナ・ベングトソン 作  

オスターグレン晴子 訳



おばけやしきへようこそ!」 04.10/6

http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/368
ひとは、輝きってものを持てるのさ。

その可能性は、誰にでもあるんだよ。



こどもに関わる人は、

専門職であっても、なくても、

こうした目を持って

向き合ったり、

寄り添ったりしようとする努力が

必要だと思うな。



それは、こびるということではない。

なめられたりなんかしないよ。



ほら、あとがきに・・・こうある。



中1のときの数学の先生、

ミスター・トマソンに捧げる。

先生は私に

「じぶんのしるし」をつける

勇気をあたえてくれた。




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*小さな輝きをみつけるにはの一冊*

「てん the dot」

(あすなろ書房)

1365円(税込)

ピーター・レイノルズ 作 

谷川俊太郎 訳 




お絵かきなんて大嫌い! 

苦しまぎれに描いたのは、

小さな小さな《てん》ひとつ。

そのちっぽけな《てん》にかくされた

大きな意味を知って、ワシテは変わり始める。 

水彩絵の具と紅茶で描かれた、

色とりどりの美しい絵本。

(あすなろ書房データより)
悲惨な事故・事件があり、こみ上げてくる怒りや悲しみ。



考えさせられることたくさんあるけれど、

列車たちへあこがれる気持ちまで、しぼませたくはないね。



ふたり展の即興ミニミニ絵本ライヴラックより・・・



ふたり展 初日

http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/855



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*走り続けるその姿の一冊*

「はしれ!かもつたちのぎょうれつ」(評論社)1155円(税込)

ドナルド・クルーズ 作  たむらりゅういち 訳



ページをめくるとまっすぐに伸びた線路が続く。

まっくろな蒸気機関車に連結した

カラフルな貨物列車が、

その線路の上を、力強く走り抜けて行く。

ぐんぐん、ぐいぐい、

トンネルを、町並みを、走り抜けていく。



疾走感が心地よい。

走れ!走れ!どんどん走れ!

働き者の貨物列車よ。

姿は見えなくなっても、まぶたに残るその余韻・・・。



力強く美しい、

コールデコット賞のオナーブック受賞作品。


ちょいとあんた、大きなお仕事でっせ。img20050707_1.jpg



・・・空へやってきた軽業師のそうべえ。

一世一代の大業、天の川の綱渡りとござーい!



迫りくる暗黒星雲に立ちむかい、

(いったい君は何ものよ・・・?)

ちくあん先生たちと、星の世界でも大暴れさ。



おなじみのそうべえシリーズ第三作。



第一作めの「じごくのそうべえ」の出来が

あまりにみごとなので、比較すると辛いけれど・・・

そうべえファンには外せぬ一冊。

痛快な展開と

田島征彦氏ならではの、

染色技法表現の美しさをご堪能あれ。



*天の川でおおあばれの一冊*

「そうべえ まっくろけのけ」(童心社)1575円(税込)



img20050707_2.jpgimg20050707_3.jpg



じごくのそうべえ」「そうべえ ごくらくへゆく」もぜひ!
誰にだって描けちゃうよ、

肩の力抜いてごらんよって、

エンバリー絵本には、いつも、

あたたかなエネルギーを感じる。



ここでは鳥がテーマ。

カラス、白鳥、ふくろう、オウム・・・。



テカテカしてない紙質も、

ちょっと小ぶりのこのサイズも、

ソフトカバーであることも、

もちろん表紙のデザインにも大満足。

しゃれたエンバリーワールド、ご堪能あれ。



img20050703.jpg



*いろんな鳥を描いてみようの一冊*

「リトル・ドローイング・ブック・オブ・バード」

(インターリンク・プランニング)840円(税込)

エド・エンバリー 作



このシリーズは、他に

リトル・ドローイング・ブック・オブ・ザ・ファーム」もあり。

http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/860
郡山駅前のギャラリー観にて、野口夫妻のふたり展、好評開催中。
多くのみなさんに、ごらん頂きたいと思っています。



初日のオープニングパーティーで、持参した本の中から一冊・・・。
鳥を愛するくみこさんに捧ぐ・・・。


会場で、和洋さんの鳥を描いた木口木版(こぐちもくはん)、必見です。



ふたり展の気配
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/850

ふたり展 初日
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/855



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歌を歌おう・・・愛の歌を。

愛おしいと思えるものとのくらしは、
静かな変化を生み出していくよ。


いつか自分のもとから
旅だって行くかもしれないものとの毎日。

今できることってなんだろう・・・。

愛を注ぐこと。
記憶に刻み暮らすこと。



*愛しいものと暮らす一冊*
「ぴーちゃんの歌」
(青春出版社)1050円(税込)
さかざきちはる 作
○月×日

つい最近若いイラストレーターとやり合ってしまった。

若もの
「ボクもチョコチョコと、絵本をやってみたいんですけど、どっか、紹介してくださいよ」

わたし
「チョコチョコとはなんだ!」

若もの
「だって、子どもの本を見ると、チョコチョコもんばかりじゃないですか」

わたし
「チョコチョコ、チョコチョコと、チョコレートじゃないぞ。バカ!」


-----こどもの本の絵は、チョコレートみたいに甘く、そして苦いのであります。


どこからか悲しい音楽がきこえてくる夕暮れ。



悩みもがきながら、
絵本作りに関わり続けた長さんの素顔が感じられる。

惜しまれつつ休刊になった
絵本ジャーナル「Pee Boo(ピーブー)」連載中、
長さんがスルドイ文と絵で描き綴った辛口絵日記。

続編の「絵本画家の日記2」もあり。
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長新太 逝く 6/27(月) 
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/847


*絵本画家のつぶやき一冊*

「絵本画家の日記」(BL出版)
1,050円(税込) ・・・ 現在品切
長新太 作


絵本ジャーナル「Pee Boo」は、我が国初の本格的な
絵本評論情報誌として、1990年4月創刊された。

作家・画家・出版社・教育関係者など、
絵本に関わるすべての人々を対象に、
大人にとっても大切なメディアである
絵本について語り合う場を提供するべく、
日本を代表する絵本画家9人が編集に携わっている。


(編集人)
太田大八・宇野亜喜良・川端誠・杉浦範茂・
田島征三・田畑精一・長新太・長谷川集平・村上康成
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プロフィール
HN:
Pooh &Pea
性別:
女性
自己紹介:
アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
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