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・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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つっけんどん
えばりんぼう
みえっぱり
かっこつけ
ぶっきらぼう
へそまがり

並べてみました。
「奴」を表現するもろもろを。

強気だけれど打たれ弱い。
素直じゃないのににくめない。
だけど本当は・・・さびしがりや。

横縞のシャツ着用の
まっ白で胴長のフェレット。

これがうわさのよこしまくんさっ。


なんだか知ってる誰かさんみたい。

幼なじみのおとなりさん、
天真爛漫なピンクちゃん
いい味出てます。


表に見えてる部分以外の自分を
ちゃんと理解してくれている存在がいるって
こそばゆい感じだけれど、
うれしいことだよね。


いりたまごセバスチャン
(大森裕子さんHP)
http://www.iri-seba.com/


img20060224.gif


*浅はかだけど惹かれるねの一冊*

「よこしまくん」
(偕成社)
1050円(税込)
大森裕子 作




続編の「よこしまくんとピンクちゃん」も
よこしまくん劇場」も、良い良い。
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はずかしがりやのくるりんは、

森のみんなと

友だちになりたいと思っています。



だけど面と向かうと、

はずかしさがつのり、

消え入りたい気持ちになってしまって、

その体をクルリンと

小さく丸めてしまいます。



自分の殻を破りたいと

がんばるくるりん。

励まし見守る親の姿。

(・・・ストーカーではありません・・・)





踏み出すのは

自分自身のその足なのだけれど、

あなたらしく踏み出せばいいんだよ。



最初から花丸なんてありえない。

誰にとってもね?

失敗しても、

また、気持ち仕切り直して、

チャレンジしてみればいい。



あなたなりのがんばりに、

ささやかにエールを送りたい。



だいじょうぶよ。



img20060222.jpg



*たった一言への道のりの一冊*

「ハリネズミのくるりん」

(文渓堂)

1365円(税込)

とりごえまり 作
トンパは元気な男の赤ちゃん。

クニャクニャしたおもちゃのマッティが大のお気に入り。
好奇心旺盛で台所探検に興味津々。
それと、おふろが大好き。

赤ちゃんの頃独特のしぐさや動き、その表情。

その愛らしさ、愛おしさが、
柔らかく深みのある色合いで、いきいきと描かれています。

フィンランドで「最も美しい絵本」に選出。
大きくうなずいてしまいます。


img20060217.jpg


*愛らしさが丸ごとの一冊*

「うちのあかちゃんトンパちゃん」
(徳間書店)1325円(税込)
クリスティーナ・ロウヒ 作  
坂井玲子 訳



小さいひとのいる暮らしは、
喜びや楽しさといった、幸せな気持ちばかりではないけれど、
大変な壁を感じたりした時、こころがささくれた時、
こうして自分もこの世に生まれてきたことを思ってみてほしい。

親になったあなたは、小さな命を初めて抱いた時の、
幸福感満ちるあの感覚を、どうか思い出して・・・

はかない壊れそうな存在。だけど、確かに息づく命。
かわいい5匹のヒヨコたち。
今日はママとスーパーへおかいもの。

プリンでしょ。チョコレートでしょ。
あれもほしいし、これもほしい。
みんなの頭の中は、お菓子でいっぱい。

なのに、ママったら・・・


しつけは親の責任です。
されど、こどもっていうのは強者でねぇ・・・。


思うようにならない存在との暮らしは、
自分のペースで暮らすことに
すっかり慣れてしまったおとなには
戸惑うこと多い時間です。

ちょこっと目を離した隙に、
次から次へとやらかしてくれるのよね。

こめかみに青筋おったてて、
ガミガミ言っても、いつも隙あらば・・・。

結果、あっちでペコペコ、
こっちでペコペコ、謝り続ける図。

あぁその通りと、そこで大きくうなづいているあなた。
・・・同志と呼ばせて下さいっ!


子連れでの買い物は、労力いります。
決死の覚悟でのぞむわ。ああ、おそろしい・・・。


なつかしいこどもの頃の記憶。
食べられるものだらけの遊園地に思えてたかも。
この年になって知るおとなの目線。

日常のひとこま。家族との暮らし。
楽しさいっぱいの工藤ノリコワールド。

実感できる出来事に笑い転げて、
さて今日も・・・、
“大変で楽しい家族との暮らし”を、
なんとか紡いでいきましょう。


img20060217.jpg


*子連れの買い物いつもこうの一冊*

「ピヨピヨスーパーマーケット」
(佼成出版社)1365円(税込)
工藤ノリコ 作
ひとり暮らしのルラルさん。

その本棚には、

彼愛蔵の本がたくさん並んでいます。



どの本を開いても、楽しい物語が表れ、

その世界を自由に冒険することができます。



ある日、ルラルさんが本を読んでいると、

庭の動物たちがやって来ました。

「ちょっと読んでみて下さいな。」

ルラルさんがみんなと本を読み始めると・・・?





こどもって、本の中と外を

せわしく行き来するんだよなぁ。

本の中の冒険を楽しんでいるくせに、

途中、実世界で、

ちっちゃな冒険を次から次へと繰り広げる・・・。



そのごちゃ混ぜの世界を

ルラルさんは、

ひっぱり回されながらも共に楽しみます。



物知り顔で

上から見下ろしてモノ言うおとなより、

とまどいながらもこどもの目線に

身をかがめれるルラルさんは、

すっとぼけたすてきなおっちゃんです。

(これは、意外と気力体力がいります。はい。)



実体験に勝る冒険はないけれど、

その楽しみの実感が、

想像する、わくわくする気持ちを、盛り上げるんだわ。



いとうひろし的ラストがまたいい。

「ルラルさんのえほん」シリーズ、第5作目。



img20060201.jpg



*本を数倍楽しむためにはの一冊*

「ルラルさんのほんだな」

(ポプラ社)1,260円(税込)

いとうひろし 作



ルラルさんのえほんシリーズ、他の4作品は・・・

ルラルさんのにわ

ルラルさんのバイオリン

ルラルさんのごちそう

ルラルさんのじてんしゃ




かわぎしはルラルさんのバイオリンが好きです。
今日という日は、
もう二度とない日。

忙しく過ぎ去る毎日だけど、
ろうそくを灯し、
小さな祈りを捧げよう・・・
今日という日へ。

はかないように見えていて、
実は、その身を、
その命のありったけを、
燃やすろうそくの炎。


きえないように 
きえないように・・・


日々の生活を慈しむ気持ち。


静かな雪の日・・・
舞い落ちる雪のように
心にやさしさが積もります。


何でもない日々の愛しさよ・・・


img20060210.jpg


*はかなさを愛おしむ一冊*

「きょうというひ」
(BL出版)
1365円(税込)
荒井良二 作
声に出してみて、
言葉がひっかからない絵本を読み渡すことが多いです。

絵と言葉が織りなす世界・・・。
絵本の魅力は、本当に奥深いです。


ひとの声には、ぬくもりがあり、
物語の根っこのあったかさってものを
確かに伝える力を持ちます。


img20060209.jpg


ぬくぬくは、寒がりな妖怪です。

山に雪が降り始めると
体中にわらを巻きつけた姿で里に下りてきて、
出会うひとに、その身をすり寄せてくるのでした。
「ぬくぬく、ぬくぬく」と言いながら・・・

出会った人はみな
三日間寝込んでしまうほど、肝をつぶしてしまいます。

ところが、ある日出会った女の子は、
(たいていのひとは逃げ出してしまうというのに)
逃げもせず、
ぬくぬくが体をすり寄せても、驚くことなくかえって笑顔・・・
にこにこしながら、ぬくぬくについて来ました。

いけませんね、これはいけません。
知らないひとについて行ってはいけません・・・。


これには、かえって、ぬくぬくの方が面食らってしまいました。

やがて眠ってしまった女の子。
ぬくぬくはその背におんぶして、里へと向かうのでした・・・。


*心と体がぬくもる一冊*

「ぬくぬく」(福音館書店)
こどものとも286号 1980年1月号 (現在入手不可)
天野祐吉 作   梶山俊夫 画
犬が嫌いではないのですが、
とても苦手なかわぎしです・・・。

幼少時代、
近所の犬に追いかけられ、
噛まれそうになったことが
大きなトラウマになってます。
はい・・・。


img20060127.jpg


その女性は、
100匹の犬と暮らしています。

もわもわ、がんも、ババロア。
ごぼう、ブラシ、マシュマロ。
うっかり、ぎょうざ、しゃっくり・・・・?

それが全部、犬たちの名前だというのね?

とても個性的で、その犬らしい。
なんて楽しいんだろ!


犬好きで知られるきたやまさん。
名訳に愛があふれています。

世話をする仕草、
名前を呼ぶ表情、
みんなで眠る安心しきった姿。


大勢というひとくくりの言葉で
片づけることはできないわ。
どの子も、かけがえのない家族なの・・・


*家族の名前を紹介しますの一冊*

「100ぴきのいぬ100のなまえ」
(フレーベル館)
1,260円(税込)
チンルン・リ− 作
きたやまようこ 訳
まじめな農場主のフレッドおじさん。
彼はめったに笑いません。
フレッドおじさんを見習って、
農場の動物たちも、みんなまじめです。

表紙でフレッドおじさんを中心に
記念写真風に立ち並ぶ農場の動物たち・・・
フレッドおじさんと共に
眉毛までそっくりの表情。

イーガン風に描くとなると、
まじめのポイントは
一文字の眉毛なのか?


・・・大まじめすぎて変なのよ。

ピーマンあいてに笑えるか
トマトあいてに笑えるか

そういう言い回しが、
フレッドおじさんの口ぐせ。

そりゃごもっとも。
だけど、そんな言い方しなくたってねぇ・・・


まじめなのもいいけれど、
いつもいつもじゃいやになっちゃう。
笑い方さえ忘れそう。

ある日、まじめでいることに
がまんできなくなった動物たち。

おじさんを笑わせてみようと考え、
いろいろしかけます。

でも「くだらん」という一言で片づけられ、
何をやってもうまくいきません。

いやになった動物たちは、
農場から逃げ出すことに。

さて、頭のてっぺんから足のつまさきまで
まじめの固まりフレッドおじさん。
彼が笑う日は来るんでしょうか?


img20060204.jpg


*たまには笑顔の日もないとの一冊*

「まじめなフレッドおじさん」
(にいるぶっくす)
1260円(税込)
ティム・イーガン 作 
もきかずこ 訳
ねずみさんは、
くまさんのことが、大、大、大好き。

チュ、チュ、チュ! 

でもくまさんは、
ねずみさんのチュに、
全く全然気づかない。


うまく言えない気持ち。
それでも・・・

一歩間違うとストーカーですが・・・
はっはっは!


じつはね。 
絵本は とても体によいのです。
言葉は 頭の中にはいってくる。
ハートは 体の中にはいってくる。

ふくだすぐる



愛に包まれるというのは
あったかいことよ。


img20060201.jpg 


*思い続けて見守っての一冊*

「つたわるきもち」
(ハッピーオウル社)
1,260円(税込)
ふくだすぐる 作
ネコのムーチは考えた。
うんと うんと 考えた。
なんでも持ってる友だちを
喜ばせるものって何だろう?

・・・ ナンニモナイ ・・・
・・・ The Gift of Nothing  ・・・

ナンニモナイって
いったいどこにあるんだろう。


紙の白さに映える、
黒と薄ピンクがかった赤。
色数おさえてすっきり描写。

絵と言葉、
その間がとても心地良い絵本です。


img20060204.jpg


*届けたいのはなんだろうの一冊*

「おくりものはナンニモナイ」
(あすなろ書房)
1260円(税込)
パトリック・マクドネル 作 
谷川俊太郎 訳 
Counter
プロフィール
HN:
Pooh &Pea
性別:
女性
自己紹介:
アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
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