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・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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ベロニカの幻燈会目前の2月のある日、
みやこうせいさんが、りょうぜんにいらした。

郡山で下車して頂き、
新幹線改札口のところでかわぎしは待ちました。

前日、かわぎしの顔を画像添付して、
「この顔で迎えに行きます」とメール送信。

それでも心配で、
ルーマニアの赤い薔薇」という
みやさんの写真集を胸に抱え、
大きなリュックに、
みやさん資料詰めてしょい
(心細さの助けにはなったけれど意味はない)、
改札口付近で、右往左往カニ歩き。

だって、黒づくめ長身のビジネスマンが、
上司の出迎えでごっちゃりいるんだもの。

態度はでかいが、身長の低いかわぎし、
埋もれて見えない気がして・・・。
(後で思うと、かなり目立っていた気がしないでもない・・・。)


手を振ってみやさんをお迎え。
みやさん、ひきつっていらしたような・・・苦笑?


そして郡山を少々ご案内。
古本屋を数店まわり、PLAYTIME CAFEに。

ベロニカの幻燈会のため準備した
ボリボン」(みやさんが翻訳)にサインして頂くことに。

数冊と思ってお願いしたのですが、
車に積んでいた50冊全部に!感謝です。 


お茶を少し楽しんだ後、
合流したIと3人で福島を目指しました。

乗り心地のいい友の車を借り、運転はかわぎし。


14:30頃風と木へ。
りょうぜんスタッフと合流。
自然食のメニューを堪能。


みやさんが、
PLAYTIME CAFE風と木と、
案内したお店それぞれの店主の人柄の良さ、
お店の居心地良さに満足して、
りょうぜん入りできたようで、ほっ。


りょうぜんにたどりついて、
車の前輪がパンクか?という騒ぎや、
もろもろの珍道中エピソードを引っさげ、
それでもなんとか郡山に帰り着きました。




さてさて、間もなくミュージアム再オープン。
写真展楽しみです。


aqumlhsn.JPG


*異文化へいざなう一冊*

「ルーマニアの赤い薔薇」
(日本ヴォーグ社) 
4,725円(税込)
みやこうせい 著


人間らしい魂をもって、
たくましく生きる人の息づかいが感じられます。

版元に在庫なく、
みやさんのお手元にある本を持参頂くことに。

購入ご希望の方は、
取り置きできるか調整しますので連絡下さい。

・・・完売しました
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こどもに直接読んであげたい本以外に、
気になる本も紹介している。


ずいぶん前になるのだが、
江國香織さんの
絵本を抱えて部屋のすみに」の
文庫版の表紙を、
えらく気に入った話をしていた時に、
それって・・・と、
野口さんに紹介して頂いたのが
「おもちゃのいいわけ」。



著名な作家の名前からでは「ない」出会い。
まさに出会い。


・・・こどものためのおもちゃをつくりながら、
こどもを楽しませるものをつくりながら、
でも、つくりたかったのは、
与えたかったのは、
自分の方だったんだ・・・。


船越さんの正直な気持ちが、
作品とともにつづられている。

いいわけがすがすがしい、すてきな一冊。


0yg33puk.JPG


*正直な気持ちに出会う一冊*

「おもちゃのいいわけ」
船越桂 著 
(すえもりブックス)
2,725円(税込)


現代美術界を代表する彫刻家の知られざる一面。 
空き地に転がっていたシャベルの柄。
工場に捨てられていた鉄くず。
使い込まれてぼろぼろになった革の手袋。
そして木彫で余った木のかけら・・・。

それらのモノたちが拾い集められ、
「おもちゃ」として新しい命を吹き込まれていく。

作り始めたら、明かりやサンタクロースの入ってくる煙突、
鳥の巣まで欲しくなってしまった「遊べる家」、
シャベルの柄の内側を顔に見たてた「顔のないイス」。

「皮手のうさぎ」、
「かぶられなかった帽子と服を着ないハンガー」や 
「木っ端の家」・・・。

「本当は家族のためというより
自分のために作っていたのかもしれない」とつぶやく著者が、
子どもや妻など家族のために作った「おもちゃ」17点に、
それぞれのおもちゃの生い立ちや
家族との思い出などをつづったエッセイが添えられる。

それらの写真を目にした私たちまでもが、
何ともいえない懐かしさや安らぎを感じる。

(すえもりブックスサイトの解説より)


みやこうせいさんからメールが。

奥さんのこじまひろこさんが翻訳を担当された
「きつねとうさぎ」が日本絵本賞を受賞。
めでたい!

数日前に、みやさん自身も本を出版。
「金の魚」(未知谷)。

ノルシュティンさんと岸田今日子さんの
朗読CD付なのだとか・・・。
聞いてみよう。



・・・車上あらしにあい、
すばらしい作品を堪能した余韻も、
ふっとんで過ごしていました。

2月最後の土曜日、
ジブリ美術館の地下1階にある
小さな映画館で「きりのなかのはりねずみ」を観ました。

ロシア生まれの、
切り絵を使った独特のアニメーションとして
完成されたものにふれ、圧倒されたのでした。


深みのある渋い映像。
80人ほど入った会場には、小さな子どもの姿も多い・・・。


味わい深い映像だけれど、
こども達にとって、楽しめるものなんだろうか?
申し訳ないけれど、そういった思いが頭をよぎりました。

しかし、はりねずみのしぐさや表情にユーモアを感じ、
こども達が声をたてて笑うシーンが何度もあったのでした。
それにはびっくり。

甘い絵ではない、でも、ユーモアを感じられる・・・。
こどもにこびる必要なんてなくて、
逆に、コトの本質を汲み取る目を、
こども自身がちゃんと持っていることに
気づかされる瞬間でした。

すてきなことだ・・・!


正直なところかわぎしは、絵本を手にした時、
これはおとな好みの本で、
こどもが求めているものとは
違うかもしれない・・・そう思っていました。


ジブリ美術館でアニメーションに出会い、
この作品を本の形にするという作業は大変なことと実感。


あの質感と同等のものをというのは
望めないと思っていたけれど、
それを絵本のかたちで成し得たんだからすごいわ!


mykuffsm.JPG


*見知らぬ世界へいざなう一冊*

「きつねとうさぎ」
F・ヤールブソワ 絵  
Y・ノルシュティン 構成 
こじまひろこ 訳 
(福音館書店)1,260円(税込)



*人生を知る一冊*

「きりのなかのはりねずみ」
ユーリー・ノルシュテイン 著
セルゲイ・コズロフ 著
フランチェスカ・ヤールブソワ 著
こじまひろこ 訳
(福音館書店)1,365円(税込)
なんでこんな生業を始めたかというと、
きっかけになる出来事があったからなんです。


下の娘さあやが2歳くらいになるまで、
母親の私になついてくれなかったんです。

上の娘まあやは
とっても人なつっこい子だったし、私自身こども好き。

扱いもなれているつもりでいたのに、
さあやの誕生から、そのささやかな自信は粉々。

寝かしつけるのも私ではだめな状態で、
子育てにつまずきを覚え過ごしていました。 


そんなある日、見かねた友人が
児童書専門店のお話会に誘ってくれたので、
さあやを連れ出かけることに。

彼女にとっては、絵本の読み聞かせより、
棚に並んだ木のおもちゃの方がはるかに魅力的で、
たしなめても、販売用のものをいじりだし、ちょろちょろ。

落ち着かない様子なので帰ろうとすると、
なぜか1冊の本を握りしめ離さない。

お話会で読んで下さった1冊ではあったけれど、
落ち着いて読み聞かせを楽しむようでもなかったし、
言い方悪いけどとても地味な絵・・・。

どうせそんなに見ないだろうしと、買わずに帰ろうとしました。

けれどさあやは離さない。

もみあっているうちに
表紙をぐしゃっと折り曲げてしまい・・・
仕方がないので購入して帰宅しました。

そしたらなんと、うちへ帰るなり
「読んで」と、その本差し出して
私のひざの上に、
初めて!自分から!!座って来てくれたのです!!!

事件だ、これは事件。
うれしいなんてもんじゃあない。
すがる思いで読みました。


シンプルな本ですぐ読み終わったのだけれど、
また、「もう1回読んで」って言ってくれて、
またまたぴっくりでもう1回・・・。

これがその時の、
表紙の折れた地味な(ごめんなさーい!)
いわく付きの絵本。


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実物が忠実に描かれた食べ物絵本。
私の好みではない絵、作風・・・

でも、くりかえし何度も何度も読むのをせがまれ、
おかげでさあやと関わるきっかけをもらったありがたい1冊。 


きっかけなんて、
どこにどう転がっているかなんてわからないと、強く実感。 


・・・今月の25日発売のタウン誌「こおりやま情報」の
インタビューに掲載が決まりました。
撮って頂いた写真の中で、私はこの本抱いて写ってます。

原点だね。 



*きっかけとなった1冊*

「さあ たべよう」(福音館書店)
月刊絵本 こどものとも年少版(現在入手不可)
7日ポレポレさんがPLAYTIME CAFEに。

娘さんのれんちゃん、
lottaさんとクレムーさんも一緒。

おくつろぎのところにさあやを連れ、
乱入してしまいました。


山に出かけるようなリュックに
絵本数冊忍ばせ、あやしいかわぎし。

最初テレ気味の
さあやとれんちゃんだったけれど、
そのうち自然に意気投合。

絵本のおかげでかわぎしも、
れんちゃんと友達になれた気がする・・・。

qo5ve1eg.JPG

*なぞなぞを旅する一冊*

「なぞなぞのたび」
石津ちひろ なぞなぞ  
荒井良二 絵
(フレーベル館) 1,365円(税込)




ゆきはおひさまでとける、
アイスはくちでとける、
だけどこれだけはあたまでしかとけない、
さていったいなあに?

こたえ→なぞなぞ。

絵本になった、なぞなぞのたび。

(「BOOK」データベースより)




フレーベル館
http://www.froebel-kan.co.jp/
全部ひらがなでつづられた
マットな質感の一冊。


日本語の美しさを
あらためて知る気がします。


翻訳されたうちだややこさんの
センスが光る作品。

夫の本木雅弘さんと
ふたりでみつけた本だからと、
最後の手書きの1文は
凛とした彼の文字。


あなたにとって
たいせつなことって、
いったい・・・
いったい何ですか?


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*大切な一冊*

「たいせつなこと」
(フレーベル館) 
1,260円(税込)
マーガレット・ワイズ・ブラウン 作
レナード・ワイスガード 絵
うちだややこ 訳
ハンガリーでもマレーク・ベロニカブーム復活?

世界9ヶ国で出版され、
多くの人に愛されている
「ラチとらいおん」が
本国ハンガリーでも再販されました(2003年10月)。


日本語版よりひとまわり小さいつくり。
見返しが鮮やかなグリーン。
そこでらいおんが
「1,2,3!」と踊るように体操をしています。


作者紹介カード付。
(日本語訳は著作権の関係でつけることができません。
 福音館書店の「ラチとらいおん」をご参照下さい。)


基本的には、わかる言葉で読み渡したいけれど、
幻燈会でベロニカさんのハンガリー語を耳にして、
わからない言葉にもふれてみたくなりました。


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*異国に思いをはせる一冊*

「ラチとらいおん Laci es az oroszlan」
(ハンガリー語版)
マレーク・ベロニカ作 Marek Veronika
(MORA) 2,415円(税込)
東京吉祥寺のTOM'S BOXで
「世界一周」という
100% ORANGEのイラスト展が開催中です。

電話のお問い合わせは午前中にね。


TOM'S BOXの目線がとても好きです。

少し広くはなったとはいえ、
連日相当込み合っているんだろうと想像がつきます。


記念バッジ(城・びんの2種類)と
FLIP BOOK SETをPooh&Peaでも4月より販売。
ご希望の方は、お問い合わせ下さい。


uhrv2he6.JPG


FLIP BOOK SET(3冊セット)1,890円(税込)
ピンズ 城 630円(税込)
ピンズ びん 630円(税込)
ザイロの折りたたみブック。557uyunb.JPG
見事な装丁にため息。


めくることのできない本。

折りをひろげながら、
あるいは、折りたたみながら、
心の引き出しに
そっとしのばせれるような、
そんな不思議な感覚におちいる。


・・・“震える弱いアンテナ”を
持っていてもいいのですね・・・。



*感受性を問う一冊*

「汲む」
(ザイロ)1,630円(税込)
茨木のり子 詩  
宇野亜喜良 絵



ザイロ
http://www.xylo.co.jp/splash.html
まったく始末の悪いかぜ菌。

しかし、今日は一家で楽しみにしていたジブリ行き。
朝4:00起きして、東京を目指しました。

埼玉北戸田に車を置いて、
埼京線・中央線に乗り三鷹に。
10:00OPENに間に合って良かった!

みやこうせいさんの奥さま
児島宏子さんが翻訳で関わっている、
ロシアのアニメーション作家ノルシュティンの
展示を鑑賞するのが、大きな目的でした。

10分ほどのショートアニメーション
「きりのなかのはりねずみ」は、
ふしぎな深みのある世界でした。

満喫するぞとはりきっていたのですが・・・

しかししかし、かぜがたたったのと、
大勢の人に酔ってしまったのとでかわぎしダウン。
医務室のお世話に・・・。
ジブリの職員の皆さんは、心優しい方ばかりでした。
とことんお世話になりました。すみませんでした。


・・・今のかわぎしに欲しいもの、
それは、身代わりになってくれるかぜひきたまご。


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*べんりなしろものに出会える一冊*

「かぜひきたまご」
舟崎克彦 文  杉浦範茂 絵
(講談社)1,890円(税込)



ぼくがひろったふしぎなたまご。

こまったことがあると、
みがわりになってくれるんだ。
なんてすてきなたまご!

でも、たまごが大きくなってきたよ!
いったいどうなっちゃうの?


講談社
http://www.kodansha.co.jp/
いろんなところで絵本ライヴをする時、wb50q2rr.JPG
この本と一緒にすごす事が多いです。


あっちゃん  あがつく  アイスクリーム 
いっちゃん  いがつく  いちごジャム



読み聞かせという言葉に抵抗があって、
読み渡し とか 絵本ライヴ と言ってます。

へそ曲がりね。


なるべく、来てくれるひとを巻き込むようにしています。

名前を聞かれることって向きあう感覚なのかな?
名前を聞かれたひとは、
そのひとのお話会・絵本の時間を、
楽しもうとしてくれるみたいです。


そんなみんなのわくわくパワーをもらって、
かわぎしはライヴができるんだなぁ・・・。


*おいしい一冊*

「あっちゃん あがつく」
(リーブル)1,890円(税込)
峯陽 原案  さいとうしのぶ 作 



峯陽さん は、
老人や子どもたちの現場と関わり続け
おばけなんてないさ」で親しまれている方です。

「あ」から「ん」まで、
濁音・半濁音含めて、全部登場。

誰もがこの本の中にいて、
誰のことも無視していない
・・・あたたかくって楽しくっておいしい一冊。
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プロフィール
HN:
Pooh &Pea
性別:
女性
自己紹介:
アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
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