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・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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8月25日(木)、二学期スタートの日。

「行ってきます。」

まあやとさあやが登校していく。

・・・・・まあやの学籍はN3中だが、この日はK1中へ。



さあやはしばらく集団登校の日々。

午前中で下校のさあやと、昼食をとった後、かわぎしはK1中へ出かけた。



担任に会い、柔道部顧問に会い、校長に会い、

事務手続きと共に、お世話になったお礼を述べる。



校長と話した時、伝えたい思いが、胸の中には、

たくさんあったのだけれど、なんとなくのみこんでしまった・・・。

自分だけ良ければとは、決して思っていないのだけれど、

今思いつくことばで話すと、

すべてが、自己中心的でわがままな、そんな物言いになりそうで。

・・・というより、気力がずいぶんなえている・・・パワー減退。

エネルギー燃焼が続いて、げんなりしている。

大変なのはまあやなのに、かわぎしがバテていて、どうするって感じだ。





学校を出る時、ばったり柔道部のK−KUNに会った。

相談もなしに転校決めてごめんねと話すと、

「気持ちわかります。俺も今そうしたい気持ちです。」

そう言って、硬い表情で走って行ってしまった。

まあやに、後で、その話を伝えた。



・・・放課後、顧問と1&2年の柔道部員が集まってくれ、別れのあいさつはできたようだ。

その後、まあやが校門を出た時、

部活で、学校の外周を走っていたK−KUNとあったらしい。

K   :「なんだよ、外周走んねぇのかよ。」

まあや:「走んないよ。あたし転校したんだもん。」

K    :「このさぼり。」

・・・いつものような口調で、そんな会話して、彼は走って行ってしまったと。

お互いの場でふんばって、県大会の場で会えますように・・・。





今日一日、隙間の時間を紡ぐように、こっそり回し、

クラスのみんなが書きつづってくれた色紙を抱え、まあや下校。

情報は密かにまわっていたようで、友だちから手紙やらが届いた。



一番泣きたくなったのは、Yっちがクラスに来てくれた時だよ、まあやが言った・・・。

休み時間にやってきた、別のクラスのYっち。

ズンズンまあやところにやって来て、持参した荷物をドンと机に置き、

黙って、走って、教室を出て行ったのだそう。

渡そうとした思いと、ことばにならずのみこんだまんまの思いとが、

荷物と一緒に、机の上に置いていかれた感じ。 ・・・そうか・・・。



整理つかない思いも、みんなひっくるめて、始業式なのに、決別の一日は終わった。





帰宅後、ふらっと立ち寄ってくれた友だちと、

ことばを交わせて、こころぬくもるかわぎし・・・感謝・・・。
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Pooh &Pea
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アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
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