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・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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桜の下を、気持ち良さそう。
誇らしげに胸を張り、
自転車こいでく女の子・・・。

表紙に描かれた、
この笑顔のわけってなにかしら?

5歳の誕生祝いに、
自転車を買ってもらえなかったロッタちゃん。
なんと
おとな用の自転車を
 “かっぱらって” しまう。

坂の上からビューン。
ふっとばして、
走り出したとこまでは
良かったけれど、あれれ?
・・・ブレーキのかけ方、知らないのよ!

勢い余った自転車は、
そしてロッタちゃんはどうなった?


愛おしさも小憎らしさも
全部ひっくるめての5歳の子。

自分の中の5歳に
会えた気になる、そんな作品。

国際アンデルセン賞作家賞受賞。


ロッタと、
どこまでも(無理やりだけれど)
運命共同体。

どう見ても「ブタ」なのに、
ロッタちゃんにとって
「クマ」ってことになってる「バムセ」。

抱きごこち良さ気な、くたびれ加減と、
汚れぐあいが最高にリアル。
いい味出してるねぇ・・・。


img20050330.jpg


*遠い日の記憶に繋がる一冊*

「ロッタちゃんとじてんしゃ」
(偕成社)1,680円(税込)
リンドグレーン 文  
ヴィークランド 絵  
山室静 訳




ロッタちゃん気分満喫しようと、
気持ち良く(出発時点では)
自転車こいで出かけたとたん、
花粉攻撃に遭い、
さんざんな目にあっちまったぜっ・・・。
まる。
PR
この土日、大熊町スポ少の道場へ出稽古に行く。

今回は全国大会出場の誠心館道場とも合同練習、

ダーリンの実家があるので1泊2日の我が家。



前回練習参加した際、緊張して泣き出してしまったさあや。

事情により、翌日合流日帰りメニューのあさかのメンバーと共に明日・・・ということで、

土曜はダーリン実家で待機。



めずらしく車酔いのまあや・・・。

13:00からの練習に体調復活間に合わず、仮眠をとり、ふらつく体で14:00過ぎに参加。

大熊のチームに、まあやとライバルの女子が2人いて、

県大会クラスでいつもあたる、貴重な練習相手・・・。

気絶したら、その時点で連れ帰ろうと考え、同行の鬼母かわぎし。



大熊スポ少監督のM先生は、050329_0919%7E0001.jpg

個性的だけれど優れた指導者。

指導内容見ていて、

女子の指導に関わる意識を

ちゃんと持っている男性指導者だと感じる。



女子の体と心の変化に伴う、微妙な部分をふまえ関わる、

体を密着させてするスポーツなだけに、とても大事な部分。

不信感をもたれたら、

指導が染みていかないことを、ちゃんとわかっているのね。

こどもたちは、尊敬している人の指導には厳しくてもついてゆく。

セクハラとか、

そんな意識にならない距離感と緊張感のある道場・・・。





細かい練習を重ねた後、夕方対抗戦を行う。

この相手を倒すまで戦うという相手を決めて・・・と。

まあやは、宿敵MANAMI-CHANと対戦。



他が次々決着ついていく中で、

10分経過したあたりから、残っているのはまあや達だけ。

どちらも譲らず、その戦いは15分を越えた。

まあやは途中どこか痛めたのか、

延々と続く試合の苦しさからか、ぽろぽろ泣きながら戦っていた。



夕方になって飽きて、見学が遊びになっていた

低学年の子達が黙ってしまうほど、張り詰めた時間が流れる。

緊張感にたえかねた中学生男子が声を出した。050329_0914%7E0001.jpg

・・・・・「ファイトォー!」

その声に続いて、あちらこちらから、声援があがった。



20分程経過した所で馬淵先生が割って入り、

技のシュミレーションをし、試合を終了。



彼女らを見つめる、その場にいたすべてのひとの視線は、

がんばったものへの賛辞とも言える、あたたかなものだった。

親バカかわぎし、大感激。



女子は3人で1チーム、団体戦ができる。

この3人衆・・・チームで戦う姿を見てみたい・・・。



実家に戻って、その夜の話題は、まあやのこと1色。

おもしろくないさあや。ふてる。すねる。

・・・ここのバランスが、我が家の大きな課題・・・。



050329_0919%7E0002.jpg



翌日、あさかのメンバーが到着。

団体・個人の対抗戦を行い、昼は外でバーベキュー。

ありがたいもてなしだったのだが、花粉症の面々には地獄のランチタイムであったよう。



花見を楽しむこと、今年は難しいのかな・・・?
air worksのルーさんから、
http://www.airworkshl.org/
野口工作舎のおふたりから、
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/459
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/624
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/648
その情報を伺っていた。

今年はじめの新聞で、
いわき在住の女性が
私財をなげうって長年の夢を実現・・・と紹介されていた。
http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20050106/kennai-20050106100900.html


「絵本」や「夢」といったキーワードが
ずっと引っかかっていて、
このことをちらりちらりと調べていたら、
遅ればせながら、そこに通う、
ひとの思いの強さや目線を知ることとなり、
ジーンとしている。
http://www.hibinoshinbun.com/files/jyouhou/tenji.html



巻さんが70歳を越えてから叶えた夢。
いくつになっても、わくわくしていいんだ。


安藤忠雄さんに会ってみたいと思った。

そのひとがしょった看板とかに左右されるでなく、
耳傾けることのできるおとながいることはすてきなこと。

このひとの声を聞いてみたくなった。
ココロ揺さぶられている。
くまのバンロッホが、
ある日、池のほとりで見つけた植物の芽。

いつしか、バンロッホにとって、その存在が大きくなっていく。



そして、季節は巡る。



ハートフルなステキな物語。
バンロッホ絵本第2弾。





*この芽を育てていこうの一冊*
「バンロッホのチューリップ」(Gakken)1,260円(税込)
井口真吾 作





作家の井口さんは、漫画、絵本、美術、
イラスト、小説、パフォーマンス、俳優など
様々な表現活動を続けている。


1984年「Z-CHAN」誕生。"Zプラン"開始。

"Zプラン"とは、
Zちゃんの世界を様々な次元で表現してゆきながら、
キャラクターや仮想世界の可能性を探究する活動。

「かわいい」だけではない
深いメッセージが、作品の中に感じられる。


バンロッホのはちみつ」もぜひ!
先日、PLAYTIME CAFEに出かけた時に、
偶然にも永井宏さんにお会いした。

http://members2.jcom.home.ne.jp/windchime/



福島のBARNSの2階で行われたイベントの中で
ポエトリーリーディングをするということで
興味があったのだけれど、
体調を崩していて参加を断念したかわぎし。

てつさんが、かわぎしを紹介してくれ、
しばらく永井さんと話をさせてもらった。

自分のやっていることを
ちらりと・・・しどろもどろ・・・話したら、
自分で童話とか書いてみたらいいのにとすすめられた。

永井さんが出した最新刊の本は、
現在出ている童話や何かに古さを感じ、
新しい感覚で作品を創りたいと思って
書いたものなのだそうだ。


「mont-feuille」(アノニマ・スタジオ) 
http://www.anonima-studio.com/frameset.html


今後良質の作品と必ず出会える保証もないし、
そのやり方でいくと行き詰まる時が必ず来るよ。

本を出すことなんて、今、誰でもできるんだよ。

あなたはもう若くはないんだし、
自分の中に生まれた言葉を
何かに書いてみたらいい・・・と。


借り物の言葉で
勝負できないだろう・・・ということなのかな?

会話している中でかわぎしの気持ちはしぼんだので、
たぶん、たくさんの失礼な言動を発したと思う・・・。

相当気むずかしいかわぎし・・・
失礼しました、永井さん。


てつさんとの話が盛り上がって、
夏のPLAYTIME CAFE4周年記念イベントに、
永井さんが参加することになったようだ。

場所は、めばえ工舎。

どんな声で詩を詠んでくれるのだろうか・・・
聞きに行こうと思っている。

http://plaza.rakuten.co.jp/mebae


帰られる永井さんを見送った後、
エリカさんのすてきな写真の中に、
しばらく身を置いていた。

彼女は、このHP−TOPの写真を撮ってくれたひと。

この写真は、迷った時、
必ず、ゼロの地点までかわぎしを戻してくれるんだ。

http://erigraph.lomo.jp/


レジで清算して帰ろうとした時、てつさんが、
かわぎしの心の動きを感じ取り、
永井さんの気持ちを代弁してくれた。

「自分の感性を信じて・・・ということが
 言いたかったんだと思うよ。」
そうか、そうなのかなぁ・・・。

http://newvoice.lucky-bits.com/okasi/back/2003-6-19/6-19.html


絵本がすごく好きで、
童話や活字多目のものに、
あまり興味がわかないのだけれど・・・。

少なくとも、
読み継がれてきた作品を手がけた作家の多くが、
大切に作品を引き渡す努力をしてきたと感じている。

その思いを汲み、作品を大事に紹介し、
手渡してゆきたいと考えてきたかわぎしとしては、
勝手な解釈ではあるが、
Pooh&Pea存在そのものを否定されたような、
そんな気になってしまい落ち込んだ。

古い・・・

もう若くない・・・

かんたんなことなんだよ・・・

そんな、流れの中でたまたま出たキーワードが、
しこりのように引っかかっている・・・。

悪意がないことはわかっている。
かえって、はっぱかけてくれたのよね。

そう思うように、努力しているところだ。



無店舗書店Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)の
存在理由って何よって、
最近本当に考える。

うちでなくても買える本だらけで、
注文あっても在庫少なめ、
取り寄せにものすごく時間かかるしね。

あらためて考えたのだけれど、かわぎし自身、
自分の功績を形に残したいとか、
考えてないんだということに気づいた・・・。

消えていってもいいのだ。
このWEB上からも、ひとの記憶からも。

そよそよっと風が吹いた時に、もしかしたら、
あぁ、と思い出すことがあるかもしれないものでいいって、
心のどっかで思ってんだよな。


こころが伸びやかになれる場所が、
日々の暮らしのどっかにありますようにと思う。

そんなもののひとつに、
絵本がある生活っていうのも、
なかなかいいよと手渡したいんだ。



でも、もし、そんなものがなくても、
いきいき暮らせる目を自身の中に持てるならば、
一冊の絵本がなくてもいいかもなんて、
極端な話、考えている本屋なんだ。


でも、やっぱし、雨の日もあるし、風の強い日もあるし、
心晴れ晴れの日ばかりではないから、
そんな毎日の暮らしをしていて出会うもんの中に、
うちみたいな絵本屋があってもいいのかなとも思うのだ。
心が ややこしくなったとき、 
いつでも 「みつこ絵日記」を 見ます。
面白いくらい 世界が さっと晴れます。



作家のよしもとばななさんも愛読する
ウェブ「みつこ絵日記」を単行本化。
http://www.yoshimotobanana.com/


登場するほのぼのキャラに、心も和む。


img20050324.gif



*歩く早さで日々を生きる一冊*

「みつこ絵日記 SPRING」(小学館)
945円(税込)
山田美津子  著



何年も前に TOM'S BOXで出会った、
手のひらにおさまる小さな私家版の本。
http://www.tomsbox.co.jp/

何気ないつぶやきと、
そのほのぼのとした絵のタッチに惹かれ、
山田さんにお願いして、
毎月分けて頂いていた「よりぬきみつこ絵日記」。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/267


最初はフリーペーパーとして配布しようとしていたらしい。

TOM'Sスタッフが、
いくらかでも金額をつけた方がいいとすすめ、一冊150円で販売。

本当に欲しいと思うひとに引き取ってもらうため
・・・それは、かわぎしも深く納得の理由・・・。


じわじわとその魅力が広がり、ついに、単行本として発売に。

同時に、よりぬき版は生産中止となり、
毎月の楽しみが減って残念・・・。

しかししかし、気持ち切り替え喜ばねば。


以前MOEの巻頭企画で
ミニミニ折りたたみ本の書き下ろし作品を描いた山田さん。

五郎松という大型プードル犬が主人公。 
ハチクロのみどりちゃんみたいな・・・。

その作品がつぼに来て、山田さんにお願いして、
みつこ絵日記バージョンとともに、
紙芝居仕立てにしたものを作って頂いた。
絵本ライヴで披露するたび人気。

大事に紹介してゆこう。


今月発売のMOEに
「みつこ絵日記の生まれるところ」と題し、特集記事が掲載。


毎日が発見! いきものたちとの楽しい日々
MOEにも たびたび登場のイラストレーター
山田美津子さんの本「みつこ絵日記」やグッズが発売決定。
ノンビリとしたゆるゆる感にはまりそう。 

http://www.hakusensha.co.jp/cgi-bin/mag/magazine.cgi?mode=magazine&magmode=mag07&day=now


山田美津子さん、要チェックです。
山田美津子 HP 
http://mitsuko-enikki.net/
午前中、入学する中学校で学力テストのまあや。

テストのひびきにびびるのは、母も同じよ。



img20050324.jpg



*おそるおそる1歩踏み出す一冊*

「きつねのテスト」(ビリケン出版)1,680円(税込)

おざわただし 作   片山健 絵

http://www.billiken-shokai.co.jp/



学校から帰る途中、看板のさがった家を見つけた。

「きつねのテスト  ご自由にお入りください」



中をのぞくと、そこに居たのは・・・きつね。

不思議さにひかれるまま、つられるままに、

とにかく、何がなんだかよくわからないまま、

テストを受けることになってしまったのぶこなのでした。



テストは二択式。

一問め正解・・・うまく猫に変身。

二問めも正解・・・粘土のだるま人形が動いた。ほぉ・・・ついてるねぇ。

そこで、きつねが出題してきた三問めとは・・・?



こどもがひとりでいる時間には、

こんなことが本当に起こっているのかもしれないなぁ。

片山健さんの絵の魅力も、存分に味わえる作品です。



来月のTOM'SBOXの展示は片山健さん・・・お見逃しなく!

http://www.tomsbox.co.jp/
式服にと準備した服が、喪服のように黒づくめのかわぎし。050324_0100%7E0001.jpg

ちょっとお水系かとの声が・・・いやいや清楚なもんよ・・・。



祝いの気持ちをどこかで表現せねばと、

ジャケットのえりに、メグホソキさんのローズとアイリスのピンズ。

http://www.tomsbox.co.jp/

http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/233

ゴールドにシルバー・・・うん、きまった。へっへっへ。

ダーリンと連れ立って娘達の通う小学校へ向かう。



式が始まり・・・やっちゃいました。

かわぎし家ならではのハプニング・・・。



ビデオが結露で電源落ち?

急きょクラスメートのおとうさんひっつかまえて、小声で叫んだわっ。

「一目でいいんで、まあやの勇姿をば撮って下さいっ!」

ひきつりながら、引き受けてくれたのでした・・・感謝。



神さまが、ビデオごしでなく、

その目に愛娘の姿を焼き付けよとの、粋な計らいだったのかと、

今も懸命に、自分達の気持ちを納得させようとしているかわぎし夫妻ですっ・・・。



右上の写真は、式場で、携帯電話で連写撮影した中の貴重な1枚。

見てのとおり、表情などわかるかよ・・・って出来です。





帰る頃、雨が降り出し、校庭で恩師や級友たちとの別れを050323_1622%7E0001.jpg

ゆっくり惜しんでいる時間もとれないまま、小走りに自宅へ戻る。

かわぎしの紺ブレがパツパツの、たくましいまあやの背中よ。

スカート姿、なかなか良かったと母は思ったけどな。



前日、卒業式にまあやがスカートはくらしいということで、

戦々恐々だったらしいクラス。

登校したら、目がくさる〜と男子に言われたと。



ばか者め、それは、「まあやのまぶしい足に釘づけさ」・・・とか、

「まあやのキュートさにやられたぜ」・・・の裏返しだぞ!(母談)



050324_0057%7E0001.jpg



父と母交えて昼食。

ものすごい食欲の孫娘を前に、言葉なくし苦笑のふたり。



その後、卒園した開南幼稚園へ行き、園長先生にご挨拶。

大きくなったなぁと目を細めて迎えてくれた・・・。



そして、所属しているあさか柔道スポ少監督のもとへ。

目指す三穂田のセブンイレブン。



クラスメイト男子の反応を話したら、

「なにぃ?そんなこと、ほざく奴、ここに連れて来てみろ。

かっくらつけでやっから(やっつけてやるぞの意味)。」



親バカかわぎし、感激の涙だわ。

ぜひ、まあやを嫁にもらってやって下さいっ、監督っ!

喜んだのもつかの間、こんなセリフが聞こえた。

「いや、お前、自分でぶっとばせっぺ。」

・・・監督・・・それで良いんですか?



小学校卒業式の日にも柔道があり、この春休みには強化合宿あり。

そして、中学校入学式の日も柔道。

おぉ・・・、柔道まみれの日々よ。



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記念品の中に、先日の感謝の集いで編集上映した

6年間の思い出スライドを収めたCD-Rがあった。

http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/642

粋なことをしてくれた。何よりのおくりもの。

式の間も、家帰ってからも、涙腺ゆるゆるの一日。
NHKのテレビ絵本の中で、

この作品のナレーションをCHARAが担当。



その声を聞いていて鳥肌がたったな。

歌うように読んだの。



物語がゆっくりと動き出し、

絵本がかわぎしの中で、

膨らんでいく実感がありました・・・。



この本を絵本ライヴで、

小学4年生の女の子に紹介してもらったことがあります。

大好きな一冊を教えてほしいんだと話したら、

そのこは迷わずこの本を抱きしめ教えてくれました。



とても幼い頃からこの絵本が好きで、

図書館で貸し出し期間めいっぱい借りて、

また、その後も借りて手元において・・・を繰り返していたと。



ある時、貸し出し更新手続きをしに図書館へ出かけたら、

リクエスト(借りたいという予約)がついていて、

借りるのをあきらめ、やむなく帰ったのだそうです。

泣きながら・・・。



その様子を見ていてくれたんだな。

その年の暮れ、そのこのところに

サンタクロースが、この絵本を届けてくれたのだとか。



そのこに、この本を読んでもらった時の事を覚えています・・・。

緊張して、声の表情は固くなってしまったのだけれど、

その場にいたひとたちは、おとなもこどもも・・・

耳を傾け、目を凝らして、その絵本を堪能していました。



大好きを抱きしめ教えてくれた

そのこのこと、忘れない・・・。

こんな風に、請われて届く絵本は、本当に幸せ。



img20050322.jpg



*ララランロロロンが聞こえる絵本*

「わたしのワンピース」

(こぐま社)1,155円(税込)

にしまきかやこ 作



人の心の中には、

言葉で表現したり、理解したりが

できることとできないこととがあって、

言葉だけでは説明できにくい・・・



だから・・・

心の中に閉じ込められている、いろんなことがらと

出会うことのできる絵本をつくりたいと

西巻さんは考え、作品を手がけたのだそうです。
まあやがもうすぐ小学校を卒業。050322_0913%7E0001.jpg

卒業式に着るスカートを縫うことは、ずいぶん前からの約束。

もう衣装作りと化した作業。ウエストはゴムよ。ふっふっふ。

これは、後姿となるシルエット・・・。

前は、まきスカート風のつくりでシンプルに。



050320_1643%7E0003.jpg



ポレポレスタッフ(2名)の顔も見たかったので、

ダーリンに車を出してもらって、三坂堂に。

まだ、車の運転が不安です。

http://www5.ocn.ne.jp/~yakigasi/

http://www.misaka-dou.com/



きえさんの個展の様子です。

記帳のところのインクやペンがまた粋で、

そういったところにも、材料選びへのこだわりが感じられました。

http://kikisewing.petit.cc/



050320_1645%7E0001.jpg050320_1643%7E0002.jpg



三坂堂でグレーのボタンを数個購入。

これを縫い付け、アイロン仕上げをすれば、まあやのスカートが完成。

ボタン・・・いいアクセントになりそう。
この感覚・・・思い出しました・・・。

ブルーノ・ムナーリ
きりのなかのサーカス」をめくった時の、あの感覚。

あの作品の紙より、もっと柔らかな繊細さがあり、
そおっとそおっとページをめくる・・・。

うっすら透けて見える絵と、
そこに浮かび上がってくるような奥行きを感じる文章は、
静かに、ゆっくりと、物語の世界へいざなってくれます。


てくてくが 徐々に どきどきに変わって
あれ なんだろ なんなの この胸騒ぎ?!

そっと 右手でおさえると ここに あった
わたしのブローチ



内田也哉子さん は、とても気になっている表現者のひとり。

たいせつなこと」の翻訳での、
作品との向き合い方がすてきで、
それからなにかしらアンテナに引っかかってくるひとです。

そのひとの初の書き下ろしです。


img20050319.jpg


*大事なものにふれる指先に出会う一冊*

「BROOCH(ブローチ)」
(リトルモア)
1,800円(税込)
内田也哉子 文   
渡邉良重 絵






この作品で絵本デビューの渡邉良重さん は、
ドラフトのデザイン集団D-BROSのメインデザイナー。

Pooh&Peaで大事に販売しているクラフトテープはD-BROSのもの。
http://www.toppan.co.jp/gala/cf/d_bros


img20050320.jpg


D-BROSのこと・・・。

グラフィックデザイナーを中心メンバーとした
プロダクトデザインユニット「D-BROS」。

「デザインは楽しい」というメッセージを掲げて
カレンダーやステーショナリーなどの商品をデザインし、
その想いを大切に保ったまま、多くの人に届けるために、
製造から販売管理までイニシアティブをとった活動を展開。

デザイナー(表現する側)が
クライアント(造って売る側)になることで体得できる
「初めて知ること」「忘れてはならないこと」を商品に託すことで、
手にした人とのコミュニケーションを図ろうとしている。

こうした新鮮な取り組みが、商品の魅力に素直に表れ
2001年度のグッドデザイン賞において、
新しいデザイン活動の展開として高い評価を受ける。

「グッドデザイン・プレゼンテーション」において
多くの来場者が共感し、
実施したアンケートで
「最も魅力を感じるものベスト1」となったことから
コミュニケーションデザイン部門で贈賞。

(グッドデザイン賞講評より)





うん、納得・・・なるほど・・・。

電子絵本なんかじゃ伝わらない、実体ある作品。
紙での表現の可能性を大いに感じ、うれしい・・・。
Counter
プロフィール
HN:
Pooh &Pea
性別:
女性
自己紹介:
アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
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