・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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9/30(土)日帰り上京強行・・・
お目当ての茂田井武展(ちひろ美術館)
その弐・・・
茂田井さんの次女暦さんと絵本家の広松由希子さんの
座談会と銘打って行われる堅苦しくない対談を拝見すること・・・
車の酔い止め効果は抜群・・・効き過ぎ。
油断すると降りてくる、
不敵な笑みの睡魔と闘いながら、
14時頃からたっぷり展示を楽しみました。
15:30頃から座談会受付開始。
キャンセル待ちの列ができておりました・・・おそるべし。
茂田井さんのご遺族の信頼を得て、
WEBで茂田井武びじゅつかんを運営している広松さん。
戦後の貴重な絵本や絵雑誌、原画などをみながら、
茂田井さんの絵の魅力、ひととしての魅力について
暦さんと語り合って下さいました。

前半のおふたりは、かなり緊張されているように見えました。
それもそのはず・・・会場を眺めてみると、
編集者に学芸員に絵本作家・・・。
濃いっ!
「セロひきのゴーシュ」で当時編集者として
茂田井さんと関わられたTMさん。
広松さんの真横には(後で知ったが)ITさんがっ。
JULAの画集を即買って帰られた模様・・・
茂田井作品アニメーション化の可能性大?うーむ。
SWさんが、大の茂田井ファンだとは知らなんだっ。
HIさんは、
真偽のほどはわからないのだけれどと言いつつ
「茂田井武」の自筆名入り風呂敷持参。おおおっ!
ダンディなお方と思っていたら、ずっと会いたかった99=81%さん。
座談会開始前から異様な緊張。大興奮。!!!・・・落ち着け、自分。

igの取材の際同席させて頂き、そこで伺ったようなお話を、
スライドや他の資料を示しながら、また伺うことができました。
かわぎし自身、キャラメルぼおややかざりえなど
TOM'S BOXの「もたいたけし文庫」の絵に
出会ったことがご縁の始まり。
知人の(絵本や子ども関連)私家版通信に、
茂田井さんの絵が紹介されていて、
初めて見たのに懐かしいような、温かみのある絵のとりこになりました。
その頃のかわぎしは、子ども好きなのに、
我が子の子育てにつまずき、ひどく自信をなくして過ごしていました。
それと同時に、思い通りにはならない
いとおしい存在としての子どもを、意識するようになっていました。
その時期に出会った絵本から学ぶこと多く、
子どもと関わるため以外に、自分自身が捜していた言葉や思いを
絵本の世界にみつけることができたりと、その奥深い魅力に驚かされました。
先にふれた「キャラメルぼおや」の絵を描いたひとが
「セロひきのゴーシュ」を描きこの世を去ったこと、
そこにまつわるエピソードを、
後に「太陽」の絵本特集(古書)の中で見つけました。
当時、編集者として関わられたTMさんの言葉・・・衝撃的でした。
座談会の中で「ゴーシュ」が観衆の前でソロ演奏する絵を
スクリーンに大写しにして見ました。
左側の前方にいるめがねのご婦人が茂田井さんの奥さん、
この子が長女のMさん、この子が長男Iさんかな?
そして絶対間違いないであろうおかっぱの子が暦さんでは・・・。
そんなつもりで、
父はこの絵を描いたのではないかと話してくれた暦さん。
後半「ドリトル先生アフリカへいく」という
私家版幻燈資料をスライドで準備して、
広松さんがストーリーに解説を加えながら
軽めの上映をしてくれました。
奥さんライオンにたしなめられ、しょげる雄ライオンの表情。
その周りで戯れる3匹の子ライオン。
そこに家族の姿が重なるようでした。
褐色に焼けが入ったフィルム。
何度も何度も家族で楽しんだであろう幻燈のひと時。
どんな会話が、笑顔が、そこにあったのだろう。
・・・見たことのない茂田井家の団らんを思いました。

座談会の後半で、
その頃のエピソードなどありましたらぜひ・・・と
広松さんがTMさんに水を向けました。
少し、声がくぐもり、言葉に詰まるTMさん・・・。
それは、何度か拝見している講演会での
りんとしたTMさんの姿ではありませんでした。
当時の記憶がよみがえり、胸いっぱいになってしまったご様子。
すばらしい仕事をされた茂田井さんに感謝しつつ、
ご自身を責めていらっしゃるようにも見受けられました。
もらい泣きのかわぎし・・・。

終盤エンジンかかって、かなり濃いお話がいろいろ出た中、
無常にも予定時間が来てしまいお開きに・・・。
残念。
茂田井さんというひとや作品を
深く愛するひとが集まり温かな空気に包まれたあの空間・・・。
濃かったっ、うむ。
また、第二弾を期待したい余韻が残る座談会でした。
広松さん、暦さん、
貴重なお話、貴重なお時間、
たくさんたくさんありがとうございました。
ちひろ美術館スタッフのみなさん、お疲れさまでした。
お目当ての茂田井武展(ちひろ美術館)
その弐・・・
茂田井さんの次女暦さんと絵本家の広松由希子さんの
座談会と銘打って行われる堅苦しくない対談を拝見すること・・・
車の酔い止め効果は抜群・・・効き過ぎ。
油断すると降りてくる、
不敵な笑みの睡魔と闘いながら、
14時頃からたっぷり展示を楽しみました。
15:30頃から座談会受付開始。
キャンセル待ちの列ができておりました・・・おそるべし。
茂田井さんのご遺族の信頼を得て、
WEBで茂田井武びじゅつかんを運営している広松さん。
戦後の貴重な絵本や絵雑誌、原画などをみながら、
茂田井さんの絵の魅力、ひととしての魅力について
暦さんと語り合って下さいました。
座談会
「お父さんの絵本」
後藤暦(茂田井武次女)×広松由希子(絵本家)
日時:9月30日(土)17:00〜18:30
参加費:700円
会場:ちひろ美術館・東京 図書室
「お父さんの絵本」
後藤暦(茂田井武次女)×広松由希子(絵本家)
日時:9月30日(土)17:00〜18:30
参加費:700円
会場:ちひろ美術館・東京 図書室

前半のおふたりは、かなり緊張されているように見えました。
それもそのはず・・・会場を眺めてみると、
編集者に学芸員に絵本作家・・・。
濃いっ!
「セロひきのゴーシュ」で当時編集者として
茂田井さんと関わられたTMさん。
広松さんの真横には(後で知ったが)ITさんがっ。
JULAの画集を即買って帰られた模様・・・
茂田井作品アニメーション化の可能性大?うーむ。
SWさんが、大の茂田井ファンだとは知らなんだっ。
HIさんは、
真偽のほどはわからないのだけれどと言いつつ
「茂田井武」の自筆名入り風呂敷持参。おおおっ!
ダンディなお方と思っていたら、ずっと会いたかった99=81%さん。
座談会開始前から異様な緊張。大興奮。!!!・・・落ち着け、自分。

igの取材の際同席させて頂き、そこで伺ったようなお話を、
スライドや他の資料を示しながら、また伺うことができました。
かわぎし自身、キャラメルぼおややかざりえなど
TOM'S BOXの「もたいたけし文庫」の絵に
出会ったことがご縁の始まり。
知人の(絵本や子ども関連)私家版通信に、
茂田井さんの絵が紹介されていて、
初めて見たのに懐かしいような、温かみのある絵のとりこになりました。
その頃のかわぎしは、子ども好きなのに、
我が子の子育てにつまずき、ひどく自信をなくして過ごしていました。
それと同時に、思い通りにはならない
いとおしい存在としての子どもを、意識するようになっていました。
その時期に出会った絵本から学ぶこと多く、
子どもと関わるため以外に、自分自身が捜していた言葉や思いを
絵本の世界にみつけることができたりと、その奥深い魅力に驚かされました。
先にふれた「キャラメルぼおや」の絵を描いたひとが
「セロひきのゴーシュ」を描きこの世を去ったこと、
そこにまつわるエピソードを、
後に「太陽」の絵本特集(古書)の中で見つけました。
当時、編集者として関わられたTMさんの言葉・・・衝撃的でした。
座談会の中で「ゴーシュ」が観衆の前でソロ演奏する絵を
スクリーンに大写しにして見ました。
左側の前方にいるめがねのご婦人が茂田井さんの奥さん、
この子が長女のMさん、この子が長男Iさんかな?
そして絶対間違いないであろうおかっぱの子が暦さんでは・・・。
そんなつもりで、
父はこの絵を描いたのではないかと話してくれた暦さん。
後半「ドリトル先生アフリカへいく」という
私家版幻燈資料をスライドで準備して、
広松さんがストーリーに解説を加えながら
軽めの上映をしてくれました。
奥さんライオンにたしなめられ、しょげる雄ライオンの表情。
その周りで戯れる3匹の子ライオン。
そこに家族の姿が重なるようでした。
褐色に焼けが入ったフィルム。
何度も何度も家族で楽しんだであろう幻燈のひと時。
どんな会話が、笑顔が、そこにあったのだろう。
・・・見たことのない茂田井家の団らんを思いました。

座談会の後半で、
その頃のエピソードなどありましたらぜひ・・・と
広松さんがTMさんに水を向けました。
少し、声がくぐもり、言葉に詰まるTMさん・・・。
それは、何度か拝見している講演会での
りんとしたTMさんの姿ではありませんでした。
当時の記憶がよみがえり、胸いっぱいになってしまったご様子。
すばらしい仕事をされた茂田井さんに感謝しつつ、
ご自身を責めていらっしゃるようにも見受けられました。
もらい泣きのかわぎし・・・。

終盤エンジンかかって、かなり濃いお話がいろいろ出た中、
無常にも予定時間が来てしまいお開きに・・・。
残念。
茂田井さんというひとや作品を
深く愛するひとが集まり温かな空気に包まれたあの空間・・・。
濃かったっ、うむ。
また、第二弾を期待したい余韻が残る座談会でした。
広松さん、暦さん、
貴重なお話、貴重なお時間、
たくさんたくさんありがとうございました。
ちひろ美術館スタッフのみなさん、お疲れさまでした。
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プロフィール
HN:
Pooh &Pea
性別:
女性
自己紹介:
アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。
こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。
Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。
ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。
目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。
Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。
ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。
目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
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