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・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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絵は 見せるために描くのではなく 5h3532m0.JPG

自然と出逢うために描く

自分が 自然の一部分で 

自然の摂理のなかに在ることと出逢う

(木葉井悦子のノートより)




数々のことばと、

大胆で強烈なタッチで描いた絵本をのこし、

木葉井悦子さんは逝ってしまった。

大胆な線と明るい色

・・・多くの彼女の作品のイメージ。



そのイメージとは、

趣を異にするこの「ぼんさいじいさま」は、

1985年偕成社より発表された、

彼女の絵本作品としては初期の作品。



力強さの中に繊細さを秘め、

生きることと死ぬこと、うまれることと旅立つことが、

静かに、印象的に描かれている。

生の終わりを、寂しさや切なさだけではなく、

あたたかさをもって見つめた傑作絵本が、20年ぶりに復刊。



*いきるということを知る一冊*

「ぼんさいじいさま」(ビリケン出版)1680円(税込)

木葉井悦子 作



・・・春の空が、青く晴れわたったある朝、

ぼんさいじいさまの前に突然あらわれた小さなひいらぎ少年。



「じいさま、きょうのことは、ずーっと前からきまっていました」

「おお、そうだったのかい」



猫や馬、ニワトリにでんでん虫にトノサマガエル、

いろいろな生き物に見送られ、彼岸へ旅立つぼんさいじいさま。




桜咲く春の頃に紹介したかったなぁと思いますが、ご勘弁。

今、8月7日&8日、花屋さん「プチフルール」での

絵本ライヴのための選書をしていて、

はずせない作品と思い、今日の紹介となりました。



大地と命を描いた画家・・・木葉井悦子さん・・・。





木葉井悦子(1937〜1995)

東京都小金井市に生まれる。

武蔵野美術大学にて油絵を学んだ後、絵画制作に打ち込む。

アフリカに傾倒し、その滞在の体験をもとにした

初めての絵本『あかいめのしろヘビ』(1978年)を出版後、

絵本作りに携わり、生涯で17冊あまりの本を手がける。

代表作品に『みずまき』(講談社)、

『カボチャありがとう』(架空社・共に1994年刊)などがある。

2000年にご遺族より、

ほぼ全ての作品が軽井沢絵本の森美術館に寄贈されて以来、

そこで毎年小さな展覧会が行なわれている。
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Pooh &Pea
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アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
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