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・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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連休前、リーブル代表の福井さんから連絡を頂きました。

うすいで開催中の絵本原画展会期中、郡山においでになるらしく、

時間が合うようなら会えたら・・・と、うれしい声。





連日、亡きS氏や

S氏の後を継ぐ形で仕事をしている母のサポートで

ばたついていたけれど、これはぜひ会いたいと連絡調整。



5/7(日)、わずかな時間でしたが、

すてきなひととお会いすることができました。





リーブルは、

絵本ライヴで必ず読む

あっちゃんあがつく」を出している出版社です。

しっかりしたストーリー展開・

美しい言葉・魅力ある絵を三本柱に考え、

大事に出版をしています。

とても誠実な本作りの姿勢を感じ、応援しています。





互いに顔を知らないで、郡山到着の新幹線時刻を頼りに、

会場で張り込むかわぎし・・・なんちゃって・・・。





今回福井さんは、

たべものうた」の文を担当された、たかぎあきこさんとご一緒に郡山へ。

たかぎさんに、率直なさあやの感想をお伝えしたら、本当に喜んでらした・・・。

少しは、作家の創作意欲へ、エールを届けることできたかなぁ・・・。







リーブルは、「たべものうた」と「ムルンとサルタイ」を出展していました。



たべものうた」は、「ぐりとぐら」で親しまれている山脇さんの絵。

山脇さんもおいでになりたい気持ちだったようですが、

彼女がいらっしゃるとなると、

イベントがらみの引き合いに発展してしまうのではという

福井さんの配慮があり、今回は見合わせたとのこと・・・。

彼女の「ちびたの墓」だったか・・・

小さくなったえんぴつたちの入った箱も展示されていましたよ。

えんぴつたちへの愛着とか、感謝の気持ちとか、

勝手に感じて、気持ちがなごみました。





ムルンとサルタイ」は、モンゴルのお話で、絵は和歌山静子さんでした。

かわぎしとしては王さまシリーズや赤ちゃん絵本での、

クレヨンのような黒い太い線で輪郭を描くイメージが強かったのですが、

このリーブルの絵本は、それとは全く違った印象でした。



隣に展示されていた「よあけまで」を読んだ福井さん

とても感銘を受け、和歌山さんに依頼してできた作品なのだそうです。



よあけまで」・・・

色調は暗く、ぱっと目を惹く絵ではありませんが、確かに味わい深い作品です。

特に、亡きS氏を見送った経験から、響くものがありました。



和歌山さんは、2004年頃アジアの絵本ライブラリーを開設しました。

アジア各国で出版されている最新の絵本を、私財を投じ購入し、

全国の希望する施設に有料で貸し出しを行っているようです。

そんなアジアを意識した目線が、作品へ色濃く反映されていました。







私たちはどこで生まれ、どこへ行くのか・・・

生きていくための根っこのようなもの。

引き渡してゆきたい思い。







今回頂いた、絵やひとと出会えた時間は、

リーブル和歌山さんのような出版社や作家の

ひたむきな思いに触れることができた、貴重な機会となりました。





ただ、作り手の思いだけではダメなことや、

地味な作品の良さを、読者に届けるための努力が必要なことや、

日頃思っている諸々が、心の中で渦巻いたりしました・・・。





大型書店とのタイアップで、

このイベントでは、ずいぶん絵本が売れたんだろうな・・・

うちは商売してるけど、へたくそだなとわかってます。



大がかりなことは苦手だし、かわぎしには向かない。

うーん・・・

自分には、何ができるっていうんだろう・・・





問題は山積みだけど、

声の届く分だけの、

手がけられる分だけの精一杯・・・

そこで、読み届けること、

何か作品に血を通わせる試みというものは、

自己満足とは違う意味で

やっぱり必要なことなんじゃないかなと思いました。 







ぬくもりは、大事・・・ 

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Pooh &Pea
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アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
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