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・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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ストーリーを書いたトレッセルトは、

思いついた詩を歩きながら練り上げ、物語とした。

そして、お母さんが、雪が降りそうになると、いつも

足の親指が痛むと話していたことを、ふと思い出し、

それをきっかけとし、物語を肉付けて行った。

雪が降り出す頃、

人々がどんなことを言ったのか、何をしたのか・・・、

蘇ったいろいろな思い出を。



郵便やさん 「どうやら雪になりそうだ」

おひゃくしょうさん 「何やら雪の匂いがする」

おまわりさんの奥さん 「足の親指が痛むの」



img20050106.gif



雪の気配を感じるところから、

雪に埋もれた悲喜こもごもの毎日、

そして春の気配を感じる頃まで、

季節の移り変わりを、シンプルに伝える。



デュボワザンの絵が、

グレーの濃淡・赤・黄と、

少ない色数・色調で印象的に描かれている。



雪の冷たさを思うと、厳しい自然という現実もある。

しかし、ここで描かれている世界も、

あたたかく懐かしくさえ思える、ある意味本当のこと。

自然の美しさを、静かに味わうことができる。

1948年コールデコット賞受賞。



*雪の思い出が生み出した一冊*

「しろいゆき あかるいゆき」 (BL出版) 1,328円(税込)

アルビン・トレッセルト 文  ロジャー・デュボアザン 絵

えくにかおり 訳
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Pooh &Pea
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女性
自己紹介:
アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
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