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・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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フリーカメラマンの中里和人さんは、
日本の景色の中に潜む、
日本的な手触りって
いったい何だろう・・・と、
ずっと考えてきたのだそうです。


北海道から沖縄まで、
日本全国を巡り、撮り続けた様々な小屋。

トタンや木切れで作られた農機具小屋や消防小屋など、
かつてはどこでも見かけた素朴なたたずまい。
これは、カタログ写真でも記録写真でもありません。

中里さん
が小屋と出会って、
触ったり、いろんな角度から眺めたり、
それを建てたひとのことなんぞにまで思いをはせ、
小屋そのものと対話し
「小屋の肖像」を写し撮った、そんな写真なのです。


は、なぜこんなにも、
魅力的な写真として、小屋を撮りえたのでしょう。


・・・中里さんは、小屋の「作り手」に着眼しています。

それぞれが働く建築物。
機能性を重視していても、
作り手のセンス・アイディア・工夫の跡がそこにあり、
それは、(アート作品を作ろうという)
「作意抜きの美しさ」をたたえているのです。

それが、出会った小屋たちの
限りない魅力となっていると、中里さんは語っています。


文を担当された谷川俊太郎さんは、
小屋をキャラクター化することなく、
絶妙な距離感を持つ言葉を生み出しました。



普段は気にも留めない、
見過ごしそうな風景の中に、
美しいものが、ずいぶんあるのかもしれません。







*名もなき素朴の魅力に出会う一冊*
「こやたちのひとりごと」
(ビリケン出版)1,575円(税込)
谷川俊太郎 文  中里和人 写真
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Pooh &Pea
性別:
女性
自己紹介:
アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
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