親心

受験生の親として、
でんと構えていなければならないのに、
ゆれっぱなしの情けない母であります。


生活が柔道に出るもの・・・
自らを律して暮らすことが
柔の道に繋がるという思いはあれど、
その世代、当時のわが身を振り返ってみると、（今も・・・）
えらそうなこと言う資格ない自分に気づきます。

それなのに、上から目線の
「親面している自分」が、いやでたまりません。


足りないなりに、ひとを思いやれるこころがある
それ以上の、何をこのこに望むというのだろう・・・。


こども自身に、
踏ん張れる強さがないとは思っていないけど、
そこまでやらなくてもいいよ、
手本にならないだらしなさがあってもいい、
そう思うこともあります。


こどもが、親以外のひとたちの中で、
成長する姿を感じつつも、
恩売るわけではないけれど、
家族で支えてきたという譲れない思いがあります。

日々の暮らしの機微をおざなりにしてまで、
強くなること、上を目指すことなど、母は望んでいません。

なんてことない普通の家族の暮らしが、
とてもいとおしいし、失いたくないのです。


親心って・・・


子離れできず、その上こどもの足を引っ張ってるのは、
母親の自分かもしれないと嫌悪し、葛藤の日々です。