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・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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青少年健全育成サイドの方々、失礼。

エロ写真家のアラーキーの話です。(注:かわぎしはファンです)



img20050414.jpg



アラーキーの写真は、陽子さんの存在を知ってから好きになった。

東京日和」が映画化され(映画は見ていない)荒木夫妻に興味がわき、

愛しのチロ」と出会い、その後、「愛情生活」に出会った。

・・・・・「東京日和」(筑摩書房)荒木陽子 荒木経惟 著

1993年1月27日発行(荒木陽子命日)

・・・・・「愛しのチロ」(平凡社)荒木経惟  著


アラーキーと今は亡き陽子さんとの、愛ある日々の暮らしがここにある。



アラーキーの写真って、絵空事でない質感があって、

空や朽ちかけた花なんぞの写真には、

生と死を同時に感じる瞬間があってなぜだか泣ける。



福島の喫茶阿部に「センチメンタルな旅・冬の旅」(だったと記憶)がある。

http://nostagraphica.com/abe/

・・・・・「センチメンタルな旅・冬の旅」(新潮社)荒木経惟 著

その本の中に、陽子さんが臨終の際に、

病院で握り合う、ふたりの手だけをとらえた写真があって、

阿部にお茶しに出かけて、そのページ見つめながらボロンボロン泣いたことがあった。

同行していた娘達は驚き、何事が起こったかと母の顔と本を交互にのぞきこんだ。



アラーキーっていうひとは、

今のあんた達にはちょっと見せれないような写真をたくさん撮るひとで、

でも、奥さんの陽子さんや猫のチロ、

空や花を撮ったものに、かわぎしがすごくひかれていること・・・、

陽子さんが、すごく魅力的な女性で、これはそのひとが、

まさに旅立とうとしている所の写真なんだということなんかを、話した気がする。



死、そのものがそこにあり、

このふたりが共に歩んできた人生というものが、そこに感じられ、涙が止まらなかった。

娘達も、涙こぼしてたっけ・・・。

小学生にアラーキーを語る母さ・・・。

アラーキーはまずいだろう・・・と思う・・・。





ふたりの1971年の新婚旅行記録を

自費出版で1000部だけ出した幻の写真集「センチメンタルな旅」。

1999年に東京都現代美術館で行われた写真展「センチメンタルな写真、人生」で、

彼の原点ともいうべき、その写真が、108点並んだそうだ。

日程が合わず足を運べなかったので、その図録を通販購入。

そこに、「センチメンタルな旅」の陽子さんがいた。

・・・東京都現代美術館 http://www.mot-art-museum.jp/



福岡柳川の川下りの小船で、うたた寝する陽子さん。

アラーキーのそばで安心しきって眠る姿は、まるで母の胎内で眠るおさなごのよう。

ほっとあたたかな空気を感じると同時に、また別の感覚も・・・。

揺れる小船は、亡くなったひとを運ぶ棺のようにも見えた。

・・・生と死、両方をうつしこんだような写真。まさにセンチメンタル・・・。





陽子さん、憧れのひとです。





*愛あふれる日々の一冊*

「愛情生活」(作品社)1,890円(税込)

荒木陽子 著



子どもにとって父や母であっても、

ダーリンにとってずっとハニーでいたい・・・ぜ。



まずは、安い口紅で痛めたタラコ唇を何とかしよう・・・。

今日は結婚(式)記念日・・・結婚生活14年目に突入。
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アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

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