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・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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損傷が激しかったからなのか、
その土地の風習なのか、
通夜にかけつけても、もう火葬を終えた後で、
写真のおんちゃんにしか会えなかったので、
妙な浮遊感を感じつつ葬式に参列。


同級生の弔辞で、
名字を呼び捨てにして呼びかけるもんだから、
そこから友を失った悲しみが伝わってきた。

倒れてきた脚立かはしごの下敷きになったおんちゃん。
痛かったろう、苦しかったろうって・・・。



お寺に向かい、お経を聞いた後、お坊さんが話をした。
葬式の前に遺族と会話したと・・・。

長男家族は仕事の関係で離れて暮らしていて、
このゴールデンウィークに帰らずじまいで、
こんな日を迎えてしまったと話した。

おばちゃん・・・奥さんは、
朝、顔を見ることなく送り出してしまったと話した。


遺族が、後悔の念で
いっぱいになっていることを語った後、こう言った。

悔いるという気持ちは、愛情の表れ。
どんなに相手に思いがあったかということが、
やりなおせない悔いとなって残るのだと。


そうなんだね・・・。
愛されていたんだね、おんちゃんは・・・。
そういうことが、じわっと伝わってくる葬式だった・・・。



義父が、俺が死んだらこどもらは
こんなに泣いてくれんだろうかと言ってたらしい。
もう・・・何言ってんだか・・・。


帰りの車の中で、
重い空気を抱えたままハンドルを握った。

うちらには、どんなお別れの日が来るんだろうね・・・。

逝っちまう方に悔いはあるだろうけど、
死んじまったらおしまいだ。
・・・さよならなんだ・・・。


助手席で疲れて
イビキ君と化したダーリンの右手を握った。
・・・あたたかい・・・。



ダーリンの、まあやのさあやの、
親しい友の手を握った時、
それがあたたかいものであってほしいと思った。

凍えて冷たくかじかんでいたとしても、
さすってあたたかくなる、
血の通った、
生きた手であってほしいと、こころから思った。
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HN:
Pooh &Pea
性別:
女性
自己紹介:
アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
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