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・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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ミオは女の子。

男の子のタカチャンに憧れている。

がんばって、ブランコも飛び箱もさかあがりも、タカチャンみたいにできるようになった。



とことん彼(みたい)になりたいミオは、とこやさんでつるつるの丸坊主にしもらう。

次の日会った彼は、「つるつる」のはずが前髪がちょっと残ってて、

ミオはその(ミオの解釈での)裏切りが許せず口論。

思わず「うそつき」と言って逃げ出してしまった。



あこがれ、うらぎり、ひきこもり?

立ちはだかる壁をどう乗り越えよう。

おとなの安易な仲立ちではだめなんだね。



気まずさの中で感じ取るなにかから、

糸口を自力で見つけ出そうともがくことも、生き抜く自身を育てる時間。



放任すぎてもどうかと思うけれど、

干渉しすぎも、それってこどもを信頼していないってこと・・・。



「つるつる」にしてというミオに動揺するとこやさん。

「いいんです。ミオの言うとおりやってもらえませんか。」と

きっぱり言い切ったおとうさんがかっこいい。

(ほんとにいいのか?自分ならどうかな? きっとできない。すげーなぁ。このおとうさん!)



物語の最後、

やっぱりタカちゃんみたいになりたいミオは、

ちんちんがはえてこないかと、毎日見てるんだって。

この最後はこどもの心をわしづかみする!



心のひだの描き方、絶妙。

おさなさを、あなどってはいけないのだ。

ピュアな一途さがいい。



pgx6gnwn.GIF



*憧れを自身のカタチにする時を描いた一冊*

「つるつる」(童心社)

正道かおる 作 村上康成 絵  1,325円(税込)

現在品切れ入手不可



童心社 http://www.doshinsha.co.jp/indexu.html
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Pooh &Pea
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女性
自己紹介:
アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
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