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・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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7年ほど前、友人が、
便りにそえて届けてくれたイラストが、
とても気になり探し出した一冊。

なんてあたたかな線で、こどもを描く人なんだろう・・・。
それが「セロひきのゴーシュ」の挿絵で知られる
茂田井武さんの絵との出会いでした。



茂田井さんは重い喘息をわずらい、
とても仕事を引き受けれる体調ではない中、
家族の反対を押し切り、
ゴーシュの挿絵を描く仕事を強く望み、そして挑みました。


最近まで、本としての完成を待たずに、茂田井さんが亡くなったと思っていましたが、
WEBの方で「茂田井武びじゅつかん」をされている広松由希子さんによると、
こどものとも2号として、作品は、茂田井さん存命中に、ご本人に届けられたのだそうです。
(今まで、事実と違った紹介をしてしまっていました・・・ごめんなさい。)

http://poche.with.mepage.jp/motai/



しかし、この仕事を引き受けてから半年後に他界・・・。
その頃の茂田井さんの日記には、
制作過程と脱稿後の脱力を感じさせる、すさまじさがあるらしいです。


広松さんは、
その頃の茂田井さんの日記を読むと涙が出る・・・と語られています・・・。
彼が、命を削って作品を描きあげたのは確かです。

そのエピソードを知った時の驚き・・・
こどもの本づくりに、大のおとなが命をかけるなんて。




・・・その後かわぎしは、
絵と文が呼応する、すてきな絵本の世界にどっぷりなのです。



*だいじな一冊*
「キャラメルぼおや」(トムズボックス) 
630円(税込)
茂田井武 作





*茂田井武の命*

「セロひきのゴーシュ」(福音館書店) 
1,155円(税込) 
宮澤賢治 文  茂田井武 絵





* 2004.2.16の紹介文を加筆訂正しました。
http://blog.drecom.jp/poohpea-book/archive/12
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HN:
Pooh &Pea
性別:
女性
自己紹介:
アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
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