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・・・誰のもとにもささやかな幸せの日々を・・・
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昨夜の「プロフェッショナル 仕事の流儀」みましたかーっ?

きのうの自分をこえてゆけ  絵本作家 荒井良二

・・・・・ 「子供」であり続けるための方法論~絵本作家 荒井良二~



たいようオルガン」 「ユックリとジョジョニ
大好きなこの2冊の絵本が取り上げられていて、うれしかったです。
(キーマンである
TOM'S BOXの土井さんがチラリ出ていましたね!)




何でもないような日常の中の小さな冒険。
それがいつか絵本の世界の種になる・・・そんな目線に、いたく共感!



経験やおとなの領分がじゃまになってくるからと、
意識して、自分の中のおとなを捨てるよう心がけていて、
自分で自分につぶやいてました・・・おとなだよなぁ くやしいなぁ


自分の中にあるこどもの部分は、歳とともにすり減ってゆく・・・
だから彼は、時々(必ず!)こどもたちと一緒にモノづくりをします。
彼らのその斬新な発想に、直にふれ「こどもビーム」をあび、
自分の中のこどもを刺激することを忘れぬ姿勢。




あるサイン会であった、
小学三年生の男の子とのエピソードは愉快でした。
男の子が絵の中のえんぴつで描いた線をさして、
「下書きの線消した方がいいよ」と指摘したらしい。
(もちろん、消し忘れた線ではないのだけれど・・・)

「その時、やったー!って思った」と、
笑顔で語る荒井良二さんが印象的でした。





ちびたえんぴつや、折れた芯で、
時には利き腕じゃない方の手を使い、
描きづらさの中で描く不思議を
アナウンサーに指摘された時、痛快なこと話してました。

かきやすい道具を持つ時、
「えんぴつを持つ頭」になって、
どこか「おりこうさん」になってしまう。

発想として、いくら頭が自由を目指しても、
手が、書く・描くのに便利な道具によって、
かえって(!)ちっとも(!!)自由じゃなくなってしまう・・・と。


そこで茂木さんが、
「不自由な方が精神は自由になれるのか」と問い、
「道具は脳と一体化する」という脳科学者の理論を披露。

「違和感があったりズレが生じたりすると、
脳が新しい道を模索することは事実だ」
「けれど、それを方法としてやっているひとはあまり見たことない」
驚き苦笑し、本気で感心していました。

確かにすごいわーっ!






51歳の挑戦として、
ラフを描かずに直で絵を描くといった
新しい方法で絵本づくりにチャレンジする
その現場に密着しての映像が流れたけれど、
読み手に届く絵本を描くということは、
生半可なことではないのです。

読みつがれる絵本の影には、
優れた編集者の尽力があることも、
忘れてはいけないことだと思うのです。

笑顔で語る荒井良二さんの
「楽しい」「おもしろい」という言葉の、
奥深いところの、苦悩や覚悟みたいなものを無視して、
やりたいことをやりたいようにやり、
描きたいものを描きたいように描いて
売れていいなぁってなことではないと、
肝に銘じておかなきゃ危険と思い、番組を拝見しました。






挫折と苦悩の15年・・・

絵本作家として、
回り道だった人生を振り返って話がふられた時、
「遠回りが好きなんですよ、
近道を信用しない・・・寄り道がいい」と
はっきり言い切った荒井良二さん。



情熱の下手くそが理想  



・・・  いい言葉だなぁと、
スガシカオの歌を聴きながら、しみじみかみしめました。







過去の絵本紹介Blogより・・・


ユックリとジョジョニ
2006/06/29 (Thu)


たいようオルガン
2007/06/19 (Tue)
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はじめまして。
見ましたよー♪偶然テレビをつけたら荒井良二さんでびっくりw(゚o゚)w
51歳だなんて信じられません。若ーい!
コップとかに顔を描いて挨拶してるのが可笑しかった(笑)でも製作中はおとなの自分とのたたかいなんだなあ。
ねこのび EDIT
at : 2007/12/13(Thu) 13:03:42
はじめまして!
すごかったですよねーっ!自分の「おじぞうさん」っていうのが粋。ささやかな楽しみ?紹介されていた「たいようオルガン」はただ今品切れ重版未定なのですよ。油断してるとたやすく入手叶いませぬ・・・。
at : 2007/12/17 12:00
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プロフィール
HN:
Pooh &Pea
性別:
女性
自己紹介:
アナログ・ローテク・規模最小の無店舗書店。数冊絵本を小脇に抱え細々行商しています。

こころ潤う時間というものは、ひとそれぞれ違うけれど、それは前向きに生きる確かな力になるんじゃないかな。暮らしの中に転がるそんなもののひとつとして、こころ寄り添う絵本を一冊あなたに届けたくて、小さな絵本屋を営んでいます。

Pooh&Pea(ぷぅあんどぴぃ)は、愛娘ふたりの幼い頃のニックネーム。「こどもたちからもらった広がる世界」の思いを込めて店の名前に決めました。

ここでは、絵本屋としてのアプローチの他、柔道のことや、我が家のさもない日常を書きとめています。

目をこらし耳をすまして絵本に会おう。
本のお届けには、少々お時間頂くことになりますが、心を込めてお届けします。あなたもいつかとっておきの絵本と出会えますように!
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